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「自己紹介(過去編)」

 「自己紹介」と題して書くのも、これで3回目。
 比較的現在に近い自分については、すでに投稿済みですが、ここでは、過去に遡って、今よりいくぶん若かった頃の自分を紹介をしたいと思います。

 作曲とピアノ指導で食ってた頃、その中でも特に30代。
 あの頃は、音楽のことばっかし考えてましたね。
 楽譜や楽音に基づいた抽象的世界の中で思考を展開していたわけです。一般言語とは無関係な領域ね。

 そんな感じだから、他人と会話する時間は極度に少なくて、喋ることに今ほど慣れていなかったね。自分の言いたいことを話し言葉に置き換えるのに、「翻訳している」みたいな感覚があった。

 だから、自分は「人付き合いの苦手な人」だと思いこんでた。

 初めて会う人に対して、警戒心丸出しの臆病感を、漂わせてたんじゃないかな? 社会とは、僕にとって、謎の部分の多い「外の世界」だった。

 ある人が、初対面の僕の印象を、こんなふうに話してくれたことがあったね。

 「初めて会ったとき、なんでそんなに怖い顔してるんだろうって思った」

 怒ってたわけじゃなくて、あの頃は、他人の評価が気になって気になって、無駄に警戒するあまり、そんな表情になってたんだと思う。
 世間話とは、何をどう話せば良いのか解らなくて、いつも困ってたしね。

 そんな中で、生徒たちとの触れ合いは、唯一の癒しだったかも。

 それが30代の頃の自分。

 今思えば、社会的に未熟だったと思う反面、純粋だったことが懐かしくもある。

 ピアノの先生としては、わりと豊富な知識を持ち合わせていて、丁寧な指導が出来ていたと思うし、知恵を絞って制作した曲は、納入先に概ね気に入ってもらえてた。

 そんな感じだった自分が、今では「気さく」「話しやすい」なんて言われてる。「若い頃は人見知りだった」なんて言うと、「考えられない」って言われるしね。
 性格って、かなり変えられるということを実感しております。

 歳をとって、かっこつけなくなったのも大きいとは思うけど、有無を言わさず「変わらなければならない」状況に立たされたのも、大きな要因としてあげられると思う。

 そのうち、そんなことについても書いてみようかな?


 というわけで、僕の自己紹介は、ゆっくり少しずつ続いてゆく模様。

  ※これまでに投稿した自己紹介記事です。
     ⇩


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