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洞窟を照らす光になる~今なら間に合う、オンライン新人研修の極意 に参加して~

以前、半年間オンライン授業を受けてみて、というテーマでオンライン授業についての記事を執筆しました!

今日は、朝からこちらのイベントに参加!

中原先生が理事を務められている、経営学習研究所主催のオンラインセミナー!

160人ものひとが参加されていて、ブレイクアウトセッションもあり、とっても充実していました。めちゃくちゃ楽しかったです。

企業の実際の取り組みが紹介されているので、細かい内容は書くことができませんでしたが、ブレイクアウトやウェビナー全体を通しての学びを残しておきます。

今日のセミナーに参加したり、ブレイクアウトで他の参加者のみなさんのお話を聞いていると、いかにオンラインでの新人研修に頭を悩まされているかを感じました。

新人さんにとっていきなりのリモートワークは「暗い洞窟にいきなり放り込まれたかんじ」

と中原先生が表現していましたが、きっとそうだろうな。

私も大学院が途中からオンラインに変わったけど、幸いにもはじめの2セメスター弱はリアルの友達と交友関係を築けていたので、オンラインに切り替わってもあまり疎外感は感じなかったけど、今年の一年生を見るとやっぱり友達ができない、オンラインの授業に慣れない、という悩みを多く聞きます。

だからこそ、サポートする側が全力でいかにより良い方法で新人さんをサポートできるか、というところがすごく大事になっているんだなと痛感。

休みの日に160人ものひとが熱い思いで有料セミナーに参加する、というのがそれを反映していたように思います。

いきなりオンラインに放り込まれた世代から、オンライン慣れの世代へ

そして、4月を迎えると、次の新人が入ってくる

2020年入社と2019年入社の大きな違いは

いきなりオンラインに放り込まれた世代から、オンライン慣れの世代へ ということ。

2020年入社の人たちは入職していきなりオンライン研修があってドタバタと人事と「一緒につくりあげていく」という一体感が生まれているのに対して、2021年入社の新人さんは大学でもオンライン授業を経験したり、オンラインの使い方にとっても慣れている

だからこそ、今年度以降はより高いレベルの研修が要求される、ということを聞いてめちゃくちゃ納得した。

私が仮に一般企業に就職したら、もうzoomなんて何百回(盛っているけど)とこなしてきて、自称zoomer (こんな単語はありません) だし、そんな時に単調なセミナーや何も参加する隙がないオンライン研修だと萎え萎えだと思う。。。

同じブレイクアウトルームの人事の方が「準備期間の猶予があればあるほどプレッシャーに感じる」とおっしゃっていたのが印象に残っています。

時代はここまできてるんだぞ、まーだそんなことやってるの?なんて思われないような研修作り・・・悩ましいですね。

ニュートラルに、フラットに。

私の中学からの仲良しの友達が昨年転職をして、企業に入職したのですが、はじめからオンライン研修で、結局ほとんど出社をしたことがないと言っていました。

「慣れてないのにリモートワーク、大変だよね、、」とこの前聞いてみたら

「それがさぁ、、全然、暇なんだよね。暇すぎてしんどい」

えええ!!?と衝撃の返答が。

どうやら、上司側が電話やメールで慣れていない中途さん(友人)に仕事を振るのが面倒くさい→自分でやってしまった方が早い ということで仕事が下までおりてこないとのこと・・・。

これはどれだけ新人研修に力を入れても上が変わらなければ本末転倒!!

ウェビナーでも繰り返し、フラットに上(トレーナー側)と下(新人側)に働きかけていく、ということが強調されていました。

どちらかだけ肩入れをしたりサポートをするのではなく、「フラット」にやっていくことが大切。。

シゴトと研修を行ったり来たり

こんな状況ですが、オンラインの利点もたくさんある。

中原先生の最後のクロージングでは、

これまでは「詰め込み型オリエンテーション」だったのが、オンラインが導入されたことによって「シゴトと研修を行ったり来たり」することができるようになった、とありました。

つまり、ある一定の間隔で「振り返りポイント」が発生することで、いいタイミングでオンライン研修をまぜることで適宜振り返ることができる。

看護のオンライン研修

わたしのバックグラウンドである看護の世界にあてはめてみると、看護のオンライン研修の難しさは主に3つあると思います

① 全員が揃わない

一般企業の土日休み、みたいな固定休みが主流と違い、看護の場合は日勤・夜勤・明け・休み(2交代の場合)と4種類存在してしまう。

そうすると、リアルタイムの配信や、ブレイクアウトルームでのディスカッションが余計に難しくなってしまうので、これをどうやって解決していくかがポイントかと。

② ハンズオンの欠如

hands on experience (実際に触れるなどの体験)がやっぱりオンラインでは難しいため、どうしてもハイブリッド型で進める必要がでてくる。

でも、課題というよりはオンラインでハンズオンを補う、互いに補完しあえるいうメリットもあり。

③ オンライン慣れしている人の格差

これはもちろん看護に限らないけどこれは本当に大きい。

以前勤めていた病院では「はい、てらもっちゃんパソコンできるからIT委員会ね」という理由でIT委員に振り分けられて、wordの使い方、パワポの使い方をよく聞かれていた

看護系のマネジメントクラスのひとたちのオンラインセミナーに参加したときもzoomの使い方にてんやわんやして開始時間が少し遅れてしまったこととかも見かけたし、これもいかにオンライン慣れを促していけるかが肝になるかな


いろんな分野のひととノウハウを共有するのは本当に大切!

ちなみにビジネスメインで医療系は私1人かな、、と思っていたらまさかの160人のなかで一緒の4人グループの同じブレイクアウトのひとが同じ看護師さんで感動!!!

洞窟からでるのはあくまで新人さん自身。

だからこそ、サポート側は洞窟を照らす光になれるようになりたいものです。







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