ホンモノの聞き上手さんとは〜この人になら話したいと思う人の共通する特徴〜
聞き上手さん
聞き上手なひとっていますよね。
口数が多い、少ないとかでもなく、よく喋るけど聞き上手な人もいるし、寡黙だけどめっちゃこのひとに話したい!っていう人も。
リーダーに求められる大きなスキルでもあるのですが、この「聞き上手」ってどんな人のことを指すんだろう。
頭のなかに、「このひとにならずっと話していたい!」と思うひとを1人思い浮かべてみてください。
あなたの話を聞いているとき、どんな風にしていますか?
じっと目を見る?うんうん、と頷く?なるほどねーと相づちをうつ?
「聞き上手」風に見えるテクニックなんていくらでもあります。でも、結局はそれって相手にばれてしまうんですよね。
ふんふんふんふんほうほうほうほうって聞いてくれていても、
「あ、このひと私の話聞いていないな」って思うこと、ありますよね笑
Be present とは
Harvard business reviewでも有名な If you aspire to be a great leader, be present という記事があるのですが、そこによると、
Be Presentがカギとなるようです。
Presentはクリスマスのプレゼントではなく、「存在する」っていう意味です。
それにbe動詞がついて、「存在しなさい」ってどういう意味?って思いますが、
本当に簡単そうに見えてめちゃくちゃ難しい、
聞いている間にそこに存在しているかどうか、が聞き上手さんの大きな特徴です。
そこに存在はしているのに、話を聞いてもらっているかんじがしない、、
日本語でいえば「心ここにあらず」ってやつです。
たぶん、だれだって経験あると思います。したことも、されたことも。
めっちゃ急いでいるのに、相手の話がすごく長くて(ああ、早く終わってくれないかなぁ)って思っちゃったり
めちゃくちゃお腹がすいているときに相手が真剣な話をしていて本当に聞きたいんだけど(今日のお昼、なににしようかな)って気持ちが一瞬離れてしまったり。私も思い返せば反省ばかり。
こっちが一生懸命話していても(あ、このひと今違うこと考えてんな)って勘づくと、だいたいそれはあたってるし笑
心がそこに存在しているかしていないか、それが Be present でいるかどうか。
We need to silence our inner voices and be fully present (私達は心の声を静めて、完全に存在する必要がある)
それが良いリーダーの第一歩だそう。
この記事ではこうも書かれている
Ofentimes, problems don't need solutions - they need presence and time (しばしば、問題というのは解決策は不要。必要なのは相手がいてくれることと時間である)
よくね、女の子の愚痴に余計な口出しはしないで聞くのに徹しなさい、ってあるじゃないですか。
でもね、聞く「フリ」をしていたら一発で見破られます。
「もーーーーいーーーーー!!!!!!私の話興味ないでしょーーーーー」ってどっかにいっちゃいます。
リーダーもそれは同じ。
「聞く」というのは、ただ耳と身体を向けるのではなく、心もすべて相手に向けること。そこに「存在」することです。
それがわかっていても難しい。
オンラインでもね、めっちゃばれますからね。
最近は Be presentをしっかり鍛えるために、ミーティング中はスマホは切って、メモはアナログにして、私の心はすべて今あなたに向いていますよって思いでオンラインミーティングやってます。
気になる雑念があったら、一旦リラックスできる音楽とかをミーティングの前に流して心を浄化させてから、とか。
心ここにあらず、の積み重ねで失う物の代償はとてもおおきいので、Be presentを身につけていきたいです。
参考文献
Hougaard, R. & Carter, J. (2017). If you aspire to be a great leader, be present. Harvard business review
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?