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2年前、私は自殺未遂をした。

2年前、私は自殺未遂をしました。

とても衝撃的な一文ですよね。傷つけた方がいたら申し訳ないです。すみません。


でも、その時の自分を今でも責めることができません。命を粗末にした自分を叱ることができません。父や母の悲しみを考えたらと言う人もいるかもしれないですね。死なれた者の悲しみは?と問う人もいるかもしれないです。でも、責めれないんです。


ここからは、私がどうして未遂を犯してしまったのか過去のお話をさせていただきます。
苦しくなる方は、そのまま戻るボタンを押してください。


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私の未遂は飛び降り自殺でした。
あのときの私はもう、うつ病だったし、生きることに意味を感じれなかったです。と言うより、生きていると自分を責め続け、他者の視線が全て私を否定しているように見え、私を責めているに違いない、こんな私に生きている価値は無い、そういう思考に陥っていました。


大学新卒一年目でした。仕事は上手くいかず、同僚からはイライラとした態度とため息をかけられる状態でした。家に帰っても両親に耐えろ、一年目なんてみんなそんなもんだよ。そう言われて、辛いのを聞いてももらえず、受け入れろと言われる毎日でした。
そんな日々から自分がダメなんだな。自分ができないのが全ての原因なんだ。そうやって自分を責め続けた結果、うつ病になっていました。
上司(管理職)に相談しても、あなたの性質が問題なんだと言われてしまい、心が折れてしまっていました。生きることの方が死ぬことより辛かったです。死が希望に思えました。

死が救済に思えたとき、もうどうしようもなくなりました。死にたい。死にたい。どうしても死にたい。死にたくて死にたくてたまらなかったです。そうやって声を殺して泣いていたとき、プツンと何かが切れて、私は窓に足をかけました。これで楽になれる。死ねるんだ。そう思うと嬉しかったです。ホットしました。とても楽になりました。



足に力を込めたその時、走馬灯のように浮かんできたのは死んだおばあちゃんとおじいちゃんでした。2人いっぺんに出てきてダメだよって言ったんです。こんなことが現実にあるんだとおどろきました。私は泣き崩れてうずくまっていましたが、それを母親に見つかってしまい、無理やり寝かしつけられました。
ただ、死ねないことを悲しみました。
なぜ死んではいけないの?こんなに辛いのに。何故?神様なぜ?ずっとそうやって泣いていました。



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今もあの時のことを昨日の事のように覚えています。だからこそ私は、時々あの時のことを思い出すと、今生きていることは奇跡だと思います。そして今職場に復帰して働いていることに涙します。ああ、今日も頑張れた。って嬉しくなります。

あの時の気持ちは、今でも忘れられないし、死ぬまで大切にしたいです。あの時の気持ちを忘れられないから、自殺をした人たちの気持ちも理解できてしまいます。ユーミンの「ひこうき雲」を聴くと泣いてしまうのも、「ショーシャンクの空に」のティムのセリフ"Get busy living, or get busy dying."「必死に生きるか。必死に死ぬかだ。」その言葉を分かってしまうのも、全部自殺未遂をした夜に秘めています。



今生きていることに感謝して、うつ病を少しずつ直して私は前を向いて時々後ろを向いて生きていきたいです。


Q


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