読書感想 シビック・プライドをもつには
今日は全国的に雨模様なのでしょうか。
沖縄では台風が近づいているということで、大きな被害に遭わないこと祈るばかり。
来週に家族で沖縄旅行に出かけるので、沖縄の天気は今まで以上にチェックしています。
天気と同じくらい心配なのは、家族の体調。
またコロナが流行ってきているとも聞くので、手洗いうがいの奨励を家庭で行なっていきます。
さて、今日も読書感想文を書いていきたい。
noteに私の駄文を綴るようになって、早2年(いや3年?適当だな、、、)。
思っていることを言葉にするって、こんなにも大事なんだと痛感させられる。
理由は2つ。
1つは、言葉は思いを伝えるためのツールであることを自覚化できるから。今までは、忖度じゃないけど、言葉以外のこと(態度、身振り、阿吽の呼吸など)で伝わるといいなと勝手に思っていた。当たり前だけど、家族でもないとそんなこと通用しない。あなたのことは言葉以外で分かりようがない。言葉を駆使して、思いを伝えることの大切さを知った。
もう1つは、こっちの方が価値が大きいなと思うのだが、、、自分の考えていることを自分で確かめる、精神衛生上良いということだ。
例えるなら「鼻をかむ」感じ。
(汚くてすみません)
鼻が詰まっているときの不快感ありますよね。
だけど、ティッシュで鼻をかむとスッキリ。
そして、鼻水を見て、「あー黄色いから、今体はきついんだな」
(ホント、汚くてすみません)
なんか言葉にするってそんなイメージを持っているのは私だけでしょうか。
さて、いよいよ本題。
書籍は、「覚悟の論理 石丸伸二著」である。
2回目の読書感想である。今日は読了しての感想。改めて、石丸さんは論理優勢な方なんだなと感じた。損得勘定バリバリ。はっきりしているからこそ、ファンも多いのだろう。(アンチも多いことと推察しますが、あしらい方も心得ているのでしょう)
早速、感想の結論から。
「町を変え、守っていくって本当に大変なこと。シビック・プライド(自分の当事者として地元に貢献しつつ、地元を誇りを持つこと)はどう育まれるのか。統廃合が進むこの世の中で。ポイントは「人が集まるかどうか」」
どういうことか。
前安芸高田市長であった石丸さんは、安芸高田市が高田郡吉田町、八千代町、美土里町、高宮町、甲田町、向原町の6つが統合してできた市であることから、旧町の意識をぶち壊していかなければいけないと語る。
その話を読んで、私は違う話を思い出した。とある研修会での話。
「地域には学校統廃合をやめさせてもらえないかと願っている人がいる。その理由は、地域の文化がなくなるから」だそうだ。
石丸さんは、シビック・プライドを全国の市町村でももってほしいと話す。それは、それぞれの市町村で魅力的な資源があり、その町の1人である住民がシビック・プライドをもつことで、魅力発信につながると考えるからである。
そして、弊害が旧町の意識であると話すのだ。
チグハグしていることに気づくだろうか?
首長である石丸さんは、シビック・プライドをもつために旧町の意識が邪魔していると話す。
地域の人は、地域の文化を守るために統廃合をやめてくれと話す。
つまりは、地域の人たちは、もともとシビック・プライドを持っていて、統廃合をすることでシビック・プライドが失われているのだ。しかし、統廃合してもシビック・プライドを持てと首長は話す。
とはいえ、統廃合はお金の関係も大きくあり、止められないムーブメントである。
その中で、一度失われたシビック・プライドの醸成は、並大抵のことでは起こしづらい。
では、どのようにシビック・プライドの育成・醸成を図ればいいのか。
人口減少が起きているこの世の中では、「どこに注力するか」が大事である。
言い方を恐れず言うなら、何を守るか、何を諦めるか。
それを決める基準のポイントは、「人が集まるかどうか」だと思っている。
「集める」ではなく、「集まる」である。
例を挙げるなら、「お祭り」だろうか。
地域の人たちは「お祭り」を大切にしていることが多い。
そのお祭りに人が集まるかどうか。
地元のお祭りに人が集まるのなら、
「お祭り」は守るべきものなんだろうと思う。
でも、伝統芸能はどうだろう。
地元の伝統芸能をやる人が少ない、、、人が集まらない。
となるならば、
「伝統芸能」が諦めることなのかもしれない。
既存のものが「人が集まるかどうか」で守るべきか、諦めるべきかと考えていく。
そうしないと、ただただ、統廃合が進んで、シビック・プライドが失われたままになってしまう。アクションが必要なのだ。
今日は、長くなってしまった。(すみません、時間がなかったわけではないのですが)
地方創生(いきなりデカいワードが出てきた、、、)というのは、
新しいことはやる必要はないと、私は考える。
地元住民のシビック・プライドにかかっていると私も思う。
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