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読書感想 やり取りを楽しめる文化をつくろう

もう21日になってしまった。
早いもので、あと1週間ちょっともすると新年度がスタートする。

さて、来年度はどんな1年にしようか。

今はあまり心が躍らないことが気がかりではあるが、まあなるようにしかならない。
何か行動したいと思ったら行動するし、そう思わなければ行動しない。

自分の心のアンテナに正直に過ごしていきたいなと思うのである。

さて、今日も読書感想をしていく。書籍は、「笑いのある世界に生まれたということ 中野信子・兼近大樹著」

脳科学者の中野さんとお笑い芸人の兼近さんの対談形式の書籍である。

感想の結論から。

お笑いは、やり取りを楽しむものだ。やり取りには、文脈と計算が必要だ。地アタマが高くないと感じ取れない。お笑いの場は、地アタマが高いやり取りを楽しむ、なかなか高尚な場であるのだ。

まずは、自分の経験から。
私はお笑いが苦手である。真面目すぎる性格が邪魔をしているのか。(本当かよ)
お笑いを見るのもやるのも苦手。見るときは、「どんな面白いことやってくれるんだろう」と思ってしまう。

本書で、ダニング・クルーガー効果を取り上げていました。
ユーモアを図るテストで下位12%だった学生が、自分は他の学生よりも順位が上だと思っていた。
つまり、ユーモアのセンスが低い人が、自分は人並みよりもユーモアがのセンスがあると思っていたということ。


私は、ダニング・クルーガー効果に当てはまりません。間違いなく、下位12%以下だと自分を予想しています。

とまあ、自虐はここまでにして、
何よりも、イジりとイジメの境界線が見えないことが1番の壁になっていると思う。

後輩が先輩をイジっていると、すごくドキドキしちゃう。
「おいおい、大丈夫かよ」
でも当人たちは何とも思っていない。

天然キャラの人が、天然ボケをしたときに、笑いがドッと起きる。
ツッコんでくれる人がいるから場が盛り上がる。
その盛り上がった場を見て、天然キャラの人は一安心。
それを見たオーディエンスの人が一言。
「お前は笑わせたんじゃない。笑われているんだよ。」
痛い一言。

難しいけど、これが現実。
やり取りを楽しむことは難しいけど、自分たちで作れる。
上記の痛い一言を言ってきたのは、ただ単に性格が悪い。

そんな人は相手にしないけど、みんなが笑顔になれるような優しいお笑いは私は好きである。

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