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読書感想 後から語られるのは「大局観はあったんか」

雪が降った。3歳の子どもは喜んだ。
保育園に行って、先生に会うとすぐに
「雪降ったね〜」
と。

この子は大人と世間話ができるようになったのだと小さな喜び。

幸せはきっとこの小さな喜びを拾うことができるかどうかにかかっているのだと思うのだ。


さて、今日も読書感想をまとめていく。最近は2000字近くまで書いてしまうことが多くあって反省です。なぜなら1000字までに納めようとnoteを書き始めたときに決めた(うっすら)ルールを破っているからです。

パスカルの有名な話で、
「今日は時間があまりなく、手紙が長くなってしまいました」
と手紙の最後に添えられていた話。
時間をかけて、言葉を選び短く伝える努力がコミュニケーションの一丁目一番地。

今日はきっちり1000字以内にまとめるぞ。

すでに300字オーバーをしているので、若干の焦りが。。。

今日の書籍は、「『超』入門 失敗の本質 日本軍と現代日本に共通うする23の組織的ジレンマ 鈴木博毅著」である。


今日のパンチラインは
「ある出来事を事後で述べるのは、誰でもできる。また、後から述べる人によってヒーローにも犯罪者にもできる。後出しジャンケンはずるい。そこに労力を割いていては人生は良くならない。」

どういうことか。
本書は、日本軍の失敗から学ぼうという趣旨である。
本書の目標は、以下に記されている。

組織としての日本軍の遺産を批判的に継承もしくは拒絶すること

『超』入門 失敗の本質 日本軍と現代日本に共通うする23の組織的ジレンマ 鈴木博毅著

きっと日本軍の失敗を体系的に学べると信じている。
しかし、序盤まで読んでの感想は、上記に述べた通りである。

要は「後から見れば何とでも言えるよね。」

日本軍とアメリカ軍の対比。
日本軍の上層部の考えとドイツで学んできた石原莞爾の考えの対比。

日本軍とアメリカ軍の対比では、
日本軍…「目標達成につながる勝利」が少なかった(意味のない勝利が多かった)
アメリカ軍…「目標達成につながる勝利」が多かった

日本軍の上層部の考えとドイツで学んできた石原莞爾の考えの対比では、
日本軍…「決戦戦争」という発想
石原莞爾…「持久総力戦争」という発想

結局、終わってみての結果に過ぎないのではないか。
学べることは、
失敗が起きるときは、「対局観」がないときに起きる。

全体像が見えていない時に失敗は起きるということだ。
大局観は常に念頭に置きたい。

削って何とか1000字で書けた〜。

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