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読書感想 「書く」と「話す」の違い

給料が入りました!
するとパートナーにすると、
「全然嬉しくない。だってすぐにカードの返済で消えるんだもん。」

確かに。
手元に残るお金は雀の涙程度。

でもやっぱり給料が入るのは、嬉しい。
なぜなら、現時点では資金面で余裕が生まれるから。キャッシュがあるから。
しかしながら、カードの返済日になると、すぐに無くなる。それは承知の上。
でも嬉しいのだ。

要は私は今日に余裕が生まれたことを喜ぶし、パートナーは先を見越して悲観するということ。点で見るか、線で見るか。もちろんどっちが正解だというわけではない。

あと感じたのは、「財布が潤うと心も潤う」ということ。
生活防衛資金はちゃんと手元に置いておきたい。

お金の話で前段使いすぎてしまった。
今日も読書感想をする。
書籍は「さみしい夜にはペンを持て 古賀史健著 ならの絵」

嫌われる勇気でベストセラー作家になった古賀史健さん。
嫌われる勇気では、岸見一郎さんとの共著で、今回は単独書。
示唆に富んだ名著だと思った。

では、感想の結論から。
「ペンを持つことは、言葉を選びながら丁寧に自分と対話すること。「書く」と「話す」は役割が違うのだ。」

自分の人生を丁寧に生きるのなら、「書く」ことは必須事項とであると断言してもいい。
私はそう思っている。

ちなみに私は今、ペンを持っていないが、キーボードでパチパチと打っている。
これもOK。

「書く」ことが丁寧に生きるために必要なことである理由は、「言葉を選んている」から。消しゴムを使って、修正して。何度も何度も。

では、「話す」と何が違うのか。
思っていることを話すのは、支離滅裂であっても成立することが多い。
なぜなら、話し言葉は泡のように消えていくから。

でも、「書く」は違う。何度も修正して言葉を選びながら表出させるのだ。

本書には、こう書かれている。

『考え』のともなわないおしゃべりは、いくらでもありえる。一方、『考え』のともなわない文章はありえない。

さみしい夜にはペンを持て

つまりは「話す」には『考え』が必要じゃないけど、「書く」には『考え』が必要である。

「話す」はダメで、「書く」が良いと言いたいわけではない。
それぞれ役割があるのだと言いたいのだ。

「話す」は“気軽に” “気持ちが晴れる” がメリットだろう。

用途に応じて、使い分けていきたいものだ。

ちなみに、「書くように話す」ということも経験したことがある。
このことは次回のnoteでまとめてみたい。

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