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近い未来に地球の気温が下がり、世界的飢饉が起きる

地球の寒冷地化 

太陽の黒点が10年前から明らかに減っている。これは、近い将来に地球の気温が下がるサインだ。

戦争や地震などの災害で人類の人口は大幅に減ったりしない。

世界人口の急速な減少を起こすのは、食糧難による飢饉の発生だ。飢饉こそ人類の大災害だ。

そして、寒冷地化の引き金は火山などの噴火だ。

今そこにある危機

ボクは以前の記事で、将来、人口の減少が起きると書いた。そして、それは核戦争じゃない。人類の歴史の中で人類が著しく減少した戦争は一度もない。それは、核戦争があったとしても変わらないはずだ。
人類が滅亡するとしたら、恐竜が絶滅したように飢饉が起きた時だ。

チクシュルーブ小惑星の衝突後に絶滅した生物は地上にいた恐竜だけではない。空を飛ぶ翼竜やプレシオサウルスのような海に住む捕食者も姿を消し、地球上の生物の75%が姿を消した。
もちろん、多くの生物が衝突現場付近で死んだが、小惑星に関連した大量絶滅は、衝突後に大気中で起こったことの結果である可能性が高い。
グリック氏のチームによると、衝突によって付近に豊富にあった硫黄が気化し、ガス状の硫黄の霧が大気中に放出されて太陽を遮り、地球を冷却したという。

農作物が育たないくらいの氷河期の到来などで地球の気温が低下する可能性がある。それは、飢饉の発生を意味する。そして、驚くかもしれないけどその兆候は10年以上前からあった。太陽の黒点が減少しているからだ。

今年に入ってからすでに100日以上、太陽の無黒点状態が続いているのだ。黒点とは、太陽表面を観測したときに黒い点のように見える部分のことを指す。この部分も光を放っているが、周囲より弱い光なので黒く見える。黒点は約11年の周期で増減を繰り返しているが、黒点が生じていないということは太陽の活動が低調であることを意味する。
現在は太陽の黒点活動の極小期にあたるが、それにしても足元で生じている無黒点状態は尋常ではない。昨年も77%にあたる281日間、黒点が発生しなかった。米国航空宇宙局(NASA)も、「ダルトン極小期と同じ状態になるのかもしれない」と懸念を表面している。
ダルトン極小期とは、1790年から1830年まで続いた太陽活動が弱かった期間のことである。他の多くの極小期と同じく、ダルトン極小期でも寒冷化の現象が見られ、世界の平均気温は0.1度低下したといわれている。特に1816年は火山の噴火も重なって、極めて寒冷となり、夏のない年となったという。

近年の異常気象は、偏西風が蛇行しているからと言われている。この偏西風の蛇行は氷河期に入る兆候なのかもしれない。

地球が寒冷化している過程で異常気象が起きることは、すでに知られていることなのです。チェコの気象学者J・ブッカは『太陽活動が低下すると、偏西風が蛇行する』という論文を1998年に出しています。地球が寒冷期に向かっている時、気候は不安定になりやすいのです。
近年、太陽活動は低調で、昨年は太陽の無黒点状態が100日以上続いた。黒点は太陽活動の活発さを示すもので、黒点が無いということは太陽の活動が低下していることを示す。「アメリカの研究では、すでに今の太陽は200年前の低活動期と同様の動きをしている」と言われているように、太陽の活動が低調であることは事実なのです。地球の歴史上、今までの穏やかな気候だった間氷期は、すでに終わりを迎える時期に来ているのではないかという説がありました。実際に、太陽の黒点は減っており、太陽活動の低下や気候が不安定になっている現実を鑑みると、すでに小氷期(ミニ氷河期)に入りかけている可能性が、考えられるのです。

世界では地球温暖化が叫ばれていて、異常気象の原因が温暖化だと言われている。それは、本当に事実なのか。資本家たちが大衆を黙らせるための政治の道具していないだろうか。

アカデミズムも大多数は地球温暖化に懐疑的だが、米国物理学会のように学会が温暖化説を支持するなど、科学者の統一見解は得られない。北極の氷床が減少する一方で南極では増大しているのだが、それすら衛星データに批判的な気象学者もいるほどである。それでも国連主導の排出量規制の動きは欧州は脱化石燃料の政策に舵を切った。
 
一方で確実に進行しているのが長周期の太陽活動の低下による地球の寒冷化である。寒冷化は太陽活動の変化と対応し、データが蓄積されているので太陽の放出するエネルギーの変化の予測精度や信頼性もはるかに高い。2017年、欧州と北米は過去3年間で最も寒冷な冬を迎えたが、偶然ではない。
地球上の農作物の収穫量は寒冷化に極めて敏感である。気温低下のみならず光合成のエンジンである日照量が減少が重なると、農作物の収穫が低下し食料価格が上昇、最終的に食糧危機を引き起こす。また農作物の収穫量が減ると食糧事情が悪化すると生活環境が悪化して感染症が流行する。寒冷化が人類にとって深刻な危機となる理由である。現在、世界的に食物の価格は上がり始めているのは食糧不足がすでに始まっているとも取れる。

プルーム・テクトニクス

温暖化による異常気象の発生を批判的に書いたけど、別の視点でみると温暖化は地球の地軸に影響を与えている。

自転する地球のある部分で氷が融解し、別の場所で水として落ち着くと、自転軸は質量を失った場所に向かって移動する。
 その物理的な挙動は非常に複雑で、実際の動きは解明されていなかった。アディカリ氏は今回そこに、新たな解釈を追加した。地球の質量再分配の原因が、氷河の減少だけではなく、地上から液体の水を大量に失うことによっても起きていると、今回の論文で発表したのだ。
 同論文によると、自転極がヨーロッパに向けて移動しているのは、ユーラシア大陸、特にカスピ海周辺やインドの湖や帯水層からの大規模な水損失が原因と考えられる。気温上昇により、多くの地域で蒸発が進み、降水量が減っている。さらに、人口増加の影響で、貯水槽や井戸から大量の地下水が失われているという。
「つまり、氷の融解と大陸の貯水パターンの組み合わせによって、極の大移動が起こっているのです」

凄まじい量の水が地球をの地表を地下水として循環している。地下水の減少は何をもたらすんだろう。そして、地軸にどんな影響を与えているんだろう。どのようなメカニズムで地磁気が逆転するかは不明だけど、100万年の間に何回もしていた地磁気逆転が、1000万年以上もの間に一度も起きていないそうだ。そう考えるといつ地磁気が逆転するかわからない。

大昔、地球のN極とS極が入れ替わる現象は、今よりずっと頻繁に起きていたらしい。シベリア北東部の岩場で調査を行ったフランス、パリ地球物理学研究所のイブ・ガレ氏らは、その証拠をつかんだ。
 彼らが9月20日付けで学術誌『Earth and Planetary Science Letters』に発表した論文によると、ちょうど5億年ほど前のカンブリア紀中期(ドラム期)に、100万年あたり26回のペースで地磁気が逆転していたという。これは、過去1000万年間と比べると5倍以上のペースだ。
 地球を包む地磁気は、常に太陽から降り注ぐ放射線から私たちを守っている。地球の46億年の歴史の中で、地磁気の向きは何度も逆転し、北磁極と南磁極が入れ替わってきた。  

地磁気の逆転はマントルの対流による地球の外核の温度差で起こるという考えている人たちもいる。
マントルの大規模な対流運動をプルーム・テクトニクスと呼び、新しい学説となっている。

「外核が二層に分かれて各層ごとに対流している(二層対流)と仮定すれば、過去に繰り返された“地磁気の逆転”が起きるメカニズムを説明できるかも知れません」。地球が磁石として振る舞うのは、自由電子を持った外核の対流による電磁誘導が原因です。外核の対流の向きによって地磁気の向きが決まるので、地磁気の逆転には、外核の対流の逆転が必要です。二層対流では上下が独立して対流しているため、上層の対流はマントルによって冷やされ、温度が下がっていきます。一方、下層の温度はほとんど変わりません。こうして温度差が大きくなると、二層対流は不安定になり大きく乱れます。しばらくして温度が一様になると、再び二層対流になります。その時に、対流の向きが偶然逆転すれば、地磁気も逆転しているというわけです。

この新しい学説でいうプルームとは煙を意味し、マントルの中で上昇したり下降したりするマントルの成分をいう。最近では、このプルームが大地震の原因になっているのではとも言われている。

地震と火山噴火の歴史を見ると、M9クラスの巨大地震が起きれば例外なく火山噴火が起こっている。そのため、M9以上の巨大地震が火山噴火を誘発すると捉えるが、逆で、マントルからのホットプルームの上昇による火山噴火の前兆現象として巨大地震が引き起こされている。

プルーム・テクトニクスは比較的新しい学説だけど、近年のアフリカの地割れや地震活動はこの上昇するプルーム(ホット・プルーム)によって起こされているという。アフリカには7000kmある大地溝帯を生み出したスーパー・プルームがあると言われている。

アデデ氏は「大地溝帯の東に位置するソマリアプレートは、西側のヌビアプレートから年間2.5cm程度のペースで離れていっている。今回の地割れは、プレートの動きや火山活動の活発化と関係している可能性がある」と指摘し、早急に被害規模と地質学的調査を進める必要性を訴えている。

アフリカ大陸の分裂の可能性は以前から指摘されていた。最も有力な仮説によると、分裂を引き起こす原因は、地下で極めて高温になっているマントルプルームだという。プルームが大地を持ち上げて、究極的にはアフリカは東西に引き裂かれる。しかし、幸いなことに、この亀裂に海の水が入り込み、大陸が2つに割れるまでにはまだ何百万年もの時が必要だ。

アフリカ大陸でスーパー・プルームが地表に噴き出したら何が起きるか。これは、超巨大噴火に匹敵する大爆発を起こす。そして、噴き出す噴煙は、地球を確実に寒冷地化させる

過去10万年で最大級とされる巨大な火山噴火が起きた場合、数年以内に地球の年平均気温は約12度下がり、広い範囲でほとんどの森林が枯れるとの予測を気象庁気象研究所(茨城県つくば市)がまとめた。日本付近の気温も同様に低下し、森林は激減する。
気候が元の状態になるには十数年かかり、植物が元に戻るには数十年以上が必要という。気象研の小畑淳主任研究官は「生態系を脅かす激しい寒冷乾燥化だ」と指摘している。
約7万4千年前に起きたとされるインドネシア・トバ火山噴火を想定。コンピューターを使い、20世紀最大といわれる1991年のフィリピン・ピナトゥボ火山噴火の300倍に当たる火山ガスの二酸化硫黄を上空に与え、気候変動を調べた。
予測によると、二酸化硫黄が上空で化学変化し、空気中を漂う微粒子「硫酸エーロゾル」が大量に生成。数年以内に日射がエーロゾルに遮られて約75%減少し、地球が急速に寒冷化するとの結果が出た。気温は陸上に限れば約15度下がる。

地球は東日本大震災から火山活動が活発したと言われている。ボクには、アフリカで起きている巨大亀裂の発生はスーパー・プルームが地表に出る前兆のように見える。火山活動はまだまだ続く。
寒冷地化は火山などの噴煙で起きるだろう。そして、地球寒冷地化による飢饉の発生が大災害だ。

アフリカ大陸を縦断するような形で存在している地質に「大地溝帯(グレート・リフト・バレー)」というものがあります。場所は後に地図で示させていただきますが、ここは地質学者たちが、「将来、ここからアフリカ大陸は分断する」としている場所でもあります。
その大地溝帯の北の端に近いサウジアラビアの砂漠で、2月26日、「巨大な亀裂が発生した」ことがわかりました。

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