人が病む会社
今日は、会社の友人にとって大変ショックな出来事が…。
この会社に入社して以来、ずっと深夜まで残業していた彼女は、精神的にも肉体的にも限界を迎えつつありました。
そんな折、彼女のお子さんが学校で問題行動をする様になり、先生から呼び出されて注意を受けてしまいました…。
お母さんに構ってもらえなくなったお子さんが、ストレスから、同級生にキツイ態度を取る様になったのです。
彼女の話し相手は、専ら私だったのですが…。
苦しくて気が変になりかけた友人は、先輩にも愚痴をこぼしてしまいました…。
友人は日頃からこの先輩のことを、「良い先輩です!」と言っていました。
でも、私は懐疑的でした。
(本当に性格の良い人が、この様な会社でサバイバルできるワケ無いのだ!)
午前中、上司に呼び出された友人。
「あなた、会社や同僚を批判しているでしょう!」
「何でも思った事をすぐに口にして!」
「慎みなさい!」
などと言われたそうです…。
信頼していた先輩に密告された友人は、「人間不信になりました…」と激しく落ち込んでしまい、かける言葉も見つかりませんでした。
私は入社してすぐに、この会社では自分の考えを口にしてはいけないことに気が付きました。
皆、不満鬱積オーラを放っていたからです。
無言の言論統制圧力を日々感じていました。
大体、仕事で分からない事を質問するだけでもキレられたりするのです。
この会社で生き残るためには、自分の感情や考えなど無いものとして、ロボットになりきることが重要。
会社の外でこの友人と話す以外は、全く無機質な人間を演じていました。
日々他の従業員から監視され、見張られている様な息苦しさを感じていました。
友人の話を聞いて、「やっぱり」と納得。
この会社に出勤するのも後3回。
長居は無用なのでした…。
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