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今さらではありますが…

前職まで、まともでない職場を渡り歩いて来ました。

仕事はやっつけ仕事で、結果さえ、それらしいものが仕上がれば良しとされていました。

私が行った仕事をチェックする人もいなかったため、仕事の過程を保存する必要もありませんでした。

ファイリングを行うことは滅多になく、行ったとしても、超テキトー。

余分な仕事をやっていたら、逆に叱責されていました。

ところが、今月から働くことになった職場は、とてもきちんとしています。

私の行った仕事の全てに、チェックが入ります。

ですから、仕事の過程は、誰が見ても分かる様に記録を残さなねばなりませんし、ファイリングも社内規定に従って行わねばなりません。

隣の席の先輩が、何かと私のことを気にかけてくれます。

「この会社の人達のファイリングは、凄いですねー」

「私は、今までファイリングの仕方なんて習ったことありませんでしたよ!」

そう、私が言った途端、先輩の顔色が変わりました。

さらに、私が続けます。

「セキュリティ研修もこの会社で初めて受けましたし、エクセルの研修も全く受けたことありませんね!」

すると、今度は、悲鳴をあげる先輩。

「え~?」

「花甘露さん、それ、重症ですよ!」

「カルチャーショックでしょう?」

(いや、いや、ショックを受けているのは、先輩でしょう…)

元々、子供的な風貌の私。

余計、先輩の教育熱に火を付けてしまいました…。

「可哀想な、新人がやって来た…」

なんか、ペットのお世話をするが如く私に接する先輩。

「きちんとした事務のルールを教えなければ!」という、先輩の熱意が実にありがたい!

ようやく、まともな社会人としての生活が始まったのでした(笑)。

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