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誰のための仕事?

つい最近まで、恐ろしい勢いで仕事をしていました。

その甲斐あって、締め切りよりも早く、関係機関に書類を提出することができました。

やれやれと思う暇もなく、今度は、書類提出先からの問い合わせに対応しなければなりません。

私の職種は、この時期とても忙しいことを知っているはずの、ある機関が、また別の書類の提出を要請してきました。

(なんで、今やねん!)

いつもと、要請をしてくる時期が違っていました。

仕方なく、その機関に電話をかけます。

「今、我々が忙しいことは、ご存じですよね?」

「提出期限を延ばしてもらえませんか?」と私。

すると、相手先も事情を承知している様子で、提出期限の延長を承諾してくれました。

「こちら、特に急ぎませんから・・・」と相手方。

それを聞いて、唖然とする私。

提出期限は1週間後でした。最初、それを目にした私は、パニック状態。

絶望的な気分で、目の前が真っ暗です。

この書類の作成には、とても手間がかかるからです。

急ぎの必要のない仕事を、さも急ぐように案内されたことに納得のいかない私。電話で問い合わせてみなければ、分かりませんでした。

さらにこの機関、法律上義務の無いことまで、当然のように「おたく、何時始めるんですか?」などと、しつこく文書で問い合わせてきます。

別にこちらから頼んだ訳でもないのに、マニュアルを送ってくる始末です。

同業者の先輩曰く、「花甘露さん、騙されてはいけません!」「あいつらは、そうやって、義務の無いことでも、さもやらなければならないように圧力をかけてくるのが常套手段なんですから!」「大体、お金も出さないくせに、なんですか!」とても、ご立腹でした(笑)。

それを聞いて、あきれる私。

さらに、「キッパリ、断って下さいね!」と先輩。

その後、この機関、ついに私に電話をかけてきました。

「おたく、いつ始めるんですか?」

「我々に、その義務はありませんよね?」と私。

「でも、始めると、便利じゃないですか?」と相手方。

(便利なのは、あなた達で、こちらは、ちっとも便利じゃありません!)

なんとも独りよがりな発言をする相手方に、ついつい悪徳業者を連想するのでした・・・(笑)。


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