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かぶら寿司(寿司とは言うものの)

金沢で名物のかぶら寿司を買いました。

個別包装をしていたそれは、全体像がよく分かりませんでした。

夜、小腹がすいたと訴える運転席の父に母がかぶら寿司を食べることを勧めました。

てっきり、ご飯の上にかぶらが乗った食べ物だと思っていました。

頭の中はますの寿司。

ハンバーガーみたいにかぶりつけばいいと考えていました。

どうしたことか、珍しく父は母の提案を断りました(動物的勘というヤツでしょうか)。この判断が正しかったことは帰宅してから証明されます。

今日は、ご飯炊かなくていいや。

かぶら寿司を取り出してよく見もせずにかぶりついてみると、

「えっ?」

イメージしていたものと明らかに違う食感でした。

「ご飯がない!」混乱の瞬間です。

これを車の中でかぶりついてみたところで、手がベタベタになって喉が渇くだけの事でした。

ちなみにかぶら寿司とは「塩漬けしたかぶ」に「塩漬けした鰤」を挟み、米糀で漬け込んで発酵させた石川県伝統の発酵食品です。名前は「寿司」なのですが、いわゆる酢飯を使った「お寿司」ではないのです。

それと知って食べる分には美味しいと思います。


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