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滑稽な人間ドラマ

大変、感情の起伏が激しい母。

一緒に暮らすには、一旦、悟りの境地に達しなければなりません(笑)。

悟った者だけが感じることのできる、母の魅力。

それなりのことは、あるには、あるのですが…。

とにかく、平和な心で暮らして行くことは、諦めねばなりません。

特に、私の様な凡人は(笑)。

母の実母。

不幸過ぎて、諦めの境地にいました。

ある意味、消極的な心の平穏を手に入れていたのです。

ところが…。

捨てたハズの娘(母)が逃げ戻って来たため、一緒に暮らすことに…。

祖母の預かり知らぬ所で、たくまし過ぎる子供に成長。

「お母さん(祖母)、何でこんなアホ(極貧)な暮らし、しとんか?」

「頭、悪いんとちゃうか?」

この時の母。

小学校2年生。

せっかく自分を納得させ、運命を受け入れていたところに、欲っちい(?)娘が登場し、心をかき乱されることに…。

「何でなん?」

娘の問いかけに、段々、怒りを覚える祖母。

心の平穏は崩され、母といがみ合う日々がスタート。

皮肉にも、祖母の死んだ様な目が輝き始めます…。

そんな母と結婚した父。

とても、稀有な心の持ち主(笑)。

生命力溢れ過ぎる母に、最初は戸惑いを覚えるも、やがて攻略法を編み出します。

もともと、苦労人の父。

心は、整っていました。

残酷なまでの冷静さを以て母と対峙。

そして、いなす、スカす、笑いを取る。

これで、1丁上がりなのでした…(笑)。


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