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連鎖退職に思うこと

最近、職場では連鎖退職が起こっています。

退職する友人の後任者を採用したのですが、引き継ぎの時間を満足に取ることができず、皆、短期間でギブアップ。

そして、1番大きな問題は、ボス。

新人さんにウソをつきまくったり、前任者(友人)の悪口を言ったり、「あなたの仕事は大した事ない!」 と無神経な発言を繰り返したり、もう、目も当てられません。

従業員達は、この様な環境に慣れ過ぎているため、辞めて行く新人さんを冷ややかな目で見ています。

「能力が低かったんだね!」

「理不尽な事に耐えられない様では、ウチではやって行けないよね!」

「皆、メンタル弱すぎじゃねー」

「辛抱が足りないし、決断早すぎだよ~」

何だか、言いたい放題です。

退職する友人が、私に言いました。

「花甘露さん、あなたもまともな感覚を持っているウチに、こんな所、早く辞めなよ~!」

「この職場の人達は、性格がキツく、一緒に働いていると疲れます!」

ここでは、仕事はほとんど教えてもらえないのが常識で、ボスの非常識な行動も日常の1コマに過ぎないと捉えられています。

劣悪な環境に、だんだん違和感を感じなくなっている従業員達。

誰もボスを諭したりしません。

彼は、何故、連鎖退職が起こっているのか理解出来ていません。

彼の中では、「友人の引き継ぎの仕方が悪い」 という事になっている様ですが、見当違いもいいところです。

友人の悪口を散々聞かされた新人さんの1人が、たいそう憤慨。彼女は、友人のことを慕っていました。

この新人さん、ボスと小競り合いになり、ここ数日お休み中。退職を検討しています。

「あなた(ボス)にパワハラされたせいで、気分が優れません!」

この新人さんの隣の席に座っていた私。

思い当たるフシは有るには有るのですが…。

果たして、あれはパワハラに当たるのか?

もっと狂暴なボスの姿を知っている私。

その時は、何とも思いませんでした。

何しろ、小競り合いの発端は、「会社支給の電卓の保証書と説明書を捨てるか捨てないか?」という、些細な事だったからです。

もう、何が普通で何が異常なのかも分からなくなっている私。

バワハラの境界線は一体どこにあるのか?

なかなか難しい問題なのでした…。

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