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母と暮らすための覚悟

母は、真実の塊。

自分にウソが無く、とても正直。

さぞかし、生きにくいだろうと思いきや…。

それが、そうでもない様子(笑)。

本人は、あっけらかんとしています。

親に捨てられ、過酷な幼少期を過ごした母は、鋼のメンタルを手に入れていました。

やがて、両親の所へ逃げ帰って来た母。

世間体ばかりを気にして、自分を殺して生きる実母(祖母)に幻滅。

気性の激しい母は黙っていることができず、闘争を開始。

祖母に覚醒を促します。

これ、祖母にとっては、大変迷惑なことだったに違いありません。

あまりにも不幸な結婚生活を送っていた祖母は、自分の心に蓋をし、意志を持たぬ人間として生きることで、自分を保っていたのです。

しかし、母と一緒に暮らすと、覆い隠していたものが、全て、白日のもとに晒されるという、悲劇(?)に見舞われることに…。

目を背けていた悲惨な現実を受け止めたくなかった祖母に、怒りの感情が芽生え始めます。

こうして、祖母と母は対立。

「自制心が無い!」

「あんたは、見識が高過ぎる!」

「貧乏人なりに、大人しく、しとけ!」

「あんたなんか、嫌いや!」

祖母から、否定的な言葉を浴びせられても、一向にめげない母。

「他人の目を気にするということは、相手が(自分より)凄いと思っとるんやろう?」

「自分を卑下して、どないすんねん!」

「人間って、そんなに、大したモンなんか!」

小学校2年生にして、既に、この境地。

そりゃあ、可愛く無いハズ…。

母と一緒に暮らすということ。

現実を直視する勇気(?)が試されます。

偽っていた自分の心と向き合う必要が出てきます。

ウソを見破られてしまいます。

これらの副作用(?)を受け入れることができるのならば、母との人生は、とても有意義なモノとなるハズなのでした(笑)。


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