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心は曇りな1日

今日は、今月末退職予定の友人と先輩の3人で、高級寿司店へランチに行きました。

このランチ、コンサルチームのボスの奢りでした。メンバーの選定も彼が行いました。

話題の中心は、やはり友人の後任者についてです。

数日前にやって来た新人さんが、友人の後任者となるハズでしたが、引き継ぎ開始僅か1時間程で心が折れてしまいました。

昨日、本人からボスに退職したい旨、電話があったそうです。

たった1日での退職でした。

これでは、友人は予定通り退職できません。

友人の仕事、とても過酷でした。

新人さんには、その事を悟られない様に細心の注意を払って引き継ぎを行っていた友人。

ショックを隠せません。

普段はとても行けない様なお店ですが、3人の間に重い空気が流れます。

そもそも、友人の退職原因のひとつとなった先輩が彼女の目の前に居るのですから、楽しい訳がありません。

まあ、先輩はその事に気が付いていませんが。ここが、友人の凄いところです。

この先輩、嫌な仕事は皆、友人に押し付けて、ヒマしていたそうです。

友人が辞めると1番困るのは、先輩なのでした。

もともとは、先輩がやっていた仕事を友人に丸投げして、後は知らん顔。

手伝うアピールはするものの、1度も手伝ってくれたことはなかったそうです。

焦る先輩。それとなく、職場に残る様に友人に働きかけるのですが、今となっては、もう、無駄です。

微妙な空気のランチ会。

ひたすら黙っていた私。

コンサルチームのボスの人選を、苦々しく思う友人と私。

どんなに美味しいものも、これでは台無し。

苦行の様なランチの後に待っていたのは、恐ろしい量の仕事でした。

何しろ、遠出した分、仕事に遅れが生じて、てんてこ舞い。

なんとも言い難い様な1日でした。

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