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おふくろの味噌汁

『おふくろが自分で味噌汁を作ったんです!
 料理をしなくなって、もうずいぶん経つから… ビックリしました!
 またおふくろの味噌汁を食べられるなんて、思ってもみませんでした。』

小規模多機能型居宅介護(小規模多機能つどい桜木)を利用中のご利用者さまの息子さまからいただいた言葉です。とても感動しました。
息子さまの嬉しそうな笑顔に、私たち介護スタッフは思わず泣きそうになってしまいました。

私たちの思い

私たちが大切にしているのは、
「できないこと」のお手伝いではなく、「できること」を見つけること。

やる気・やりがい・役割などが明確な方は、とてもお元気ですよね。
老いたら介護が必要となるのは当たり前…ではなく、
老いてもまだまだやれることがあり、人の役に立ったり、楽しんでいると感じていただくことが心身の健康に欠かせないものだと実感してます。

個性を大切に

女性のご利用者さまの多くは、生活の一部だった「家事」がとてもお上手です。
調理だけでなく、片付けも手際よく、流れるように進みます。
家事やお料理の知恵を教えていただくことで、会話が弾むことも多々あります。

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そんな日常生活を楽しむうち、
無意識に「お味噌汁」をご自宅で作られたのかもしれません。
おふくろの味は、息子さまにとってどんなお料理より美味しかったことでしょう。
私たち介護スタッフにとっても、泣きたくなるほど嬉しい出来事でした。

これからも

お一人おひとりの「やりがい」を引き出し、笑顔になっていただきたい。
私たち介護スタッフも笑顔で寄り添えるよう、介護の仕事を楽しみたい。
そのための小さな積み重ねを大切にしていきたいと思います。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました!


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