【1158日目(8.22/木)~ 徒歩で日本縦断_番外編_”礼文島からずっと遠い国”】
つぶやき文庫♯1158
〜 礼文島からずっと遠い国 〜
見覚えのないアイコンからメッセージが届いた、長らくやりとりがないうちに変わったのだろう。トーク履歴を少し遡ると、すぐにその人との記憶が蘇ってきた。背が高く整った顔立ちで、たしか僕よりいくつか歳上の人。かれこれ4年ほど前、島根県の出雲市で暮らしていた時期があって、その時に縁あって繋がることのできた人。僕のことを”真くん”と呼んでくれていたその人は、写真や映像を生業としていて、ファミレスではよく映画の話なんかで盛り上がった。海外経験も豊富で、よくニューヨークの街並みや外国の治安の話を何度も聞かせてもらっていた。その影響から、海外への関心が高まり、島根で働いて貯めたお金で海外へ行こうと考えていたけれど、コロナ騒動で計画は白紙となった。そのあと僕が東京に引っ越して、何度か”会おう”という話にはなったが、結局タイミングが合わず文面上でしか言葉を交わしていなかった。ずいぶんと久しぶりに送られてきたメッセージには、海外へ引っ越したことと、もう一つの本題が記されてあった。僕の日々の投稿をみて、屋久島で紹介したい写真家がいる、そんな内容だった。“気が合うと思って”文章の中にはそうも記されてあった。つい最近も、知り合った人伝いに人を紹介してもらったことがあった。その方も同様に僕と気が合うだろうと直感して紹介してくれたのだった。僕のどんな部分を気が合うと思ったのか気になったけれど、わざわざそんな事を聞き返すこともなくメッセージは終了した。ただ、いつかのSNSの投稿で、”風通しのよい旅人”と表現してくれていたことがあった。あの言葉はどんな意味を含んでいたのだろう、それも結局はわからないまま。けれど今はまだ、そのままにしておこう。
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