教員の働き方改革について

こんにちは、ももんがです。

さて、ニュースで文科省の働き方改革についての情報が出てきました。

給特法を現状4%のところ10%へ、そして教員の仕事の振り分けをする。教員がやらなくていい仕事は、補助員を雇うみたいな感じですね。

本当にできるのかな?

さて、この教員のブラック勤務について、みなさんはどう感じるでしょうか?「残業代がないから金よこせ。」と言うのが本当の目的でしょうか?
私はこの問題が出る前から、管理職に訴えていたことがあります。それは超勤4項目以外も、仕事をしているし、それを仕事と認めてほしい。決して自主的活動ではない。と言うことです。

私の勤務校では、おおよそ1週間18から22コマほど授業があります。週全体では34+1(LHR)=35コマです。この持ちコマだと正直空き時間に全ての授業の準備はできません。私は工業科ですので、実習の授業が入りますが、その他は2単位の授業ばかりで、重複はしませんので結構大変です。

管理職に「授業で生徒にきちんと教授するためには、空きコマだけでは足りません。」「何も準備せず、教科書の内容だけやってもいいのですか」と言ったところ、「それは先生が良ければそれでいいです。」と言いました。
正直、もうこの学校では勤務したくないと思いました。

私は「情報技術基礎」や「プログラミング」、「Officeの使い方」などのPCに関わる科目を多く持ってきました。その中で、「PCを嫌いにならないように」、「自分からPCを使いたいと思ってほしい」、「プログラミングについて食わず嫌いにならないでほしい」という想いで授業を考えたり、実習内容を考えたりしてきました。

それも自主的活動だそうです。「授業」が教員の仕事だけど、その準備は自主的活動。そんなことがあり得るのでしょうか?

私が初任の時の、教務課長や生徒課長には、「教員になったのだから、生徒のためなら24時間勤務中と思ってください。あなたの行動を生徒が見ています。」と言われ、私は「そうだな、しっかりしないと」と思いました。ですので、私は年に4回ほどしかお酒を飲みませんでした。歓迎会、暑気払い、忘年会、送別会。それだけ。家では飲みませんでした。それはいつ生徒の関係で呼び出されても、行けるようにです。

私は、教員のブラック勤務の本来の問題は、教員がやらなくてもいい仕事、あるいはやるべきではない仕事が多いことだと思います。そして生徒のためにしていることを自主的活動という、文科省や教育委員会に問題があると思っています。

お金が増えたところで、自分がやっていることは自主的活動と言われたら、やる気は無くなりますよね。

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