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2022.1.11

ぞろ目が気になる。
一年前くらいに興味を惹かれるままに、数秘の本を何冊か読んでみた。占い師と、天使とか神とかの話をする人と、歴史的背景から語る学術的な人など、それぞれの分野の人が書いた数秘についての本を、図書館から借りた。著者や本の文体によって、数字がまるでおまじないのような、魔法のエネルギーをまとったものとして感じられたり、神や天使からのありがたいメッセージと受け取れたり、土の匂いが漂ってきそうな考古学の世界をのぞかせてくれたりと、数字の世界の深さと広さに溺れかけた。が、飽きっぽい性格なので、溺れずに済んだ。とはいえ、飲み会の雑談に使えるぐらいのものは身につけた。
アルファベットに数字を割り当てて、名前から性格を導き出すものや、生年月日からソウルナンバーという、今世の使命やら、目標やら、月日のエネルギーやらを導く方法を楽しく学んだのである。ある程度理解すると、片手の指より少ない友人に試してみた。すると予想外に喜んでもらえたのだ。やはり女子は占いの世界が好きなのだろうか。一件だけだが、有料で受けたものもあった。何度かの「当たってる!」という友人の言葉が嬉しくて、マンスリーナンバー(毎月の個人の数字エネルギー)をラインで送ったりもした。この時点で、十分にハマっているなと自覚していた。が、やはり飽きっぽい性格である。一度、数秘の仕組みを理解してしまうと熱が冷める。
数秘の専門家からみれば、数秘の上辺を「チョロっとなぞっただけ」なんだろう。だけど、もうお腹いっぱい。
数字1から9のシンボルの意味は、それぞれの分野によって小さな差異はあれど、大概は同じ。そして、数字をエネルギーとして信じるか、ただの記号として実務的に利用するか、それはその人次第である。
ちなみに、私はなぜか「44」ばかり目に入る。時計をふと見上げれば「44」。パソコンの画面右下にある時計に目をやれば「44」。もちろん毎回ではないが、かなりの高確率だ。このぞろ目は気になる。「44」の意味は「周りに天使がいるよ」という意味らしい。
見守っているよ、もしくは、迎えに来たよ、どちらの意味だろうか。




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