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#ヒカルの碁

『ヒカルの碁』の桑原先生が「碁は2人いないと打てない」と言っていた。

ただ勝敗を競うだけなら我に固執してしまうけど、素晴らしい一局を打ちたいと思えば思うほど、主体が自分から離れて自分と相手、引いてはその空間に拡大されるんじゃないかと思う。

『ヒカルの碁』

普段から実力に差がありすぎる佐為と打ってるが故に思い切りのいい碁が打てなくなってスランプに陥るシーンや、プロ試験予選で院生の子とは全く違う社会人に気圧されて萎縮するシーンはとてもリアル。

壁の直面の仕方が他の漫画と一線を画してるように思う。

『ヒカルの碁』

インターネット囲碁で佐為に打たせてあげるのは物語的に本当によくできてると思う。(当時の)最先端の技術を通して千年前の棋士が甦る。