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「母親になって後悔してる」の与えた強烈なインパクト

昨年読んだ本の中でも、強い余韻が響き続けているのがこちら。

帯に書かれた、タブーを破らんばかりのこの言葉に、

「あ、こんなに正直に言っても良い時代なんだ」 

と、心が軽くなったのを覚えています。

家族と向き合うのが辛くなると、私は今も昔も

「家族のことは好きでも嫌いでもない。どちらかと言うとむしろ、針は結構な頻度で『嫌い』寄りに触れてる。でも、家族のことが大切なのは間違いない。大切、ただそれだけ。でもそれで充分でしょ、きっと。」

と、心の中で折り合いをつけています。

しかし、これを近しい人に言うわけには参りません。。

きっと、冷たいと思われたり、誤解されたり、まぁ、それはいいんだけど、傷付けたくない人を傷付けたりしてしまうから。
 
家族のことは一筋縄にはいきませんね。
多面的、矛盾、相反だらけです。

本音を吐き出すことも賛否あると思いますが、
やり場のない思いを抱えている人が沢山いることを理解して、自分の中にもやり場のない思いがあることを認めて、後ろめたいとか否定せずに卑下せずに、「それも自分の一部」と胸を張って歩き続けるきっかけになるならば、それは大きな救いになるのではないかと思うのです。

本当の素直な正直な自分を出せる場があれば、みんなきっともっと生きやすくなるはず。

しかし、そんなことができる「安全で」「健全な」場を作ることは可能だろうか??

…そこが難しいですね。




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