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第一子出産後の仕事復帰した過去をふり返る

私は2019年の7月に第一子となるムスメを出産しました。
おかげさまで、スクスクと健やかに成長してくれています。

そんなムスメは、生後10ヶ月になる2020年の5月から保育園に通い始め、そのタイミングで私も仕事に復帰しました。

復帰後の私の仕事は、
①地元の会社の事務:パートで新たに就職/時短勤務週3日
②フルリモート(在宅)で古巣の会社での広報やweb関連のお仕事/週2日程度

そこにプラスして夏は
③元々やっていた吉野川のラフティングツアーのガイドのお仕事/単発・1ツアーいくらというお給料

リバーガイドのお仕事が増えてくると、土曜保育も利用して週6日働いたり、リモートのお仕事を減らしたりしながら調整しました。

特にリバーガイドのお仕事に関しては、体力や技術のいる仕事だからこそ、間が空いてしまうと復帰できなくなってしまう気がしていました。
そして、やってみて、「もういいや」ってなったら辞めることはできるけど、年齢的にも(当時36歳)、ちょっとでもまだやってみたい気持ちがあるなら早く復帰せねば!という思いもありました。

結果的には体力的衰えを感じることはあるものの、川に関わるお仕事も続けつつ、事務やリモートで最低限の基本的なお給料は確保でき、また職場の理解もあって、とても心身健全な仕事復帰ができました。

今思えば、とても自由に、自分のやりたいことを詰め込んだパッケージのような働き方を実現しており、なんともありがたい限りです。

そして2023年、夏前くらいに2度目の出産を控えている自分のためにも、改めて第一子出産後の自分の仕事復帰に気持ちも、環境も前向きに取り組めた要因をふり返ってみようと思います。


子供もよく寝て、自分もよく寝る!

今振り返ってみてよかったこと。ずばり、それは、
「子どもが夜通し寝てくれて、自分もしっかり睡眠時間が確保できている」ということじゃないかなと思います。

ムスメは、出産して退院するまでの間ですら、「お母さん、赤ちゃんちょっと寝すぎなので、そろそろ起こしておっぱいあげましょう・・・」と言われたくらいよく寝る子でした。

新生児期も、一度おっぱいを飲んだら3時間くらいはぐっすり寝てくれ、当時、実家に里帰りをしていた私は「赤ちゃんとの生活って意外と暇だわ・・」とすら思いました。

そんな、元からよく寝る子だった。という前提はありますが、私も睡眠時間はしっかり欲しいタイプだったこともあり、生後2ヶ月ごろから、ムスメが夜通し寝てくれるようになるためのトレーニングというかリズム作りというか、いわゆる「ネントレ」というものを実践してみるとにしました。

ジーナ式ネントレを学ぶ

ネントレするにあたっては、里帰り中に、とりあえず本を1冊の選び読んでみることにしました。その本がこれです。


『カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座』
ジーナ・フォード (著), 高木 千津子 (翻訳)

この本には、赤ちゃんが生まれてから大体1歳くらいまでの中で、それぞれの月齢に合った授乳(ミルク)や睡眠のスケジュールが書かれていて、それを実践していくことで、赤ちゃんは次第に夜通し寝てくれるようになる。というものでした。

結果からお伝えすると、私は里帰りから戻った生後2ヶ月頃から実践し、生後4〜5ヶ月ごろから、ムスメは夜通し寝るようになりました。

子育てをしていると、いろんな噂や説があって、1歳くらいになるとまた夜泣きが始まるよ〜とかも聞いたことがあり、ビクビクしていたんですが、ムスメに関しては結局そういったことはありませんでした。

具体的には、夜の授乳が生後2ヶ月頃は2〜3回、3ヶ月からは大体2回くらい、4ヶ月くらいからは1回だったのが、ある日、ハッと目が覚めたら朝の6時で「あれ!?」と思ったのも束の間、横でムスメはスースー寝ていました。

それからは夜に授乳したのは本当に数回くらいで、夜にモゾモゾしていて起きたかな?と思っても、電気をつけず、暗いまま静かにしていると、またスースーと寝てしまいそのまま朝まで、という感じでした。

ネントレをどのくらい忠実に実践したか

先にも書きましたが、本には月齢に合わせた授乳や睡眠のスケジュールが結構しっかり書いてあります。何時には起こしておっぱいをどれだけ飲ませて、何時間昼寝をして、など。

最初に本を読んだ時には、「これを全部実践するのはさすがに無理だ〜」
と私も思ったのですが、全部をやろうとすると気持ちが先に疲れてしまいそうだったので、それらは「参考程度に」しておき、できそうな部分だけ守ってやってみることにしました。

そして、よくよく本を読み、「なぜ、そうする必要があるのか」というところをとりあえず理解して、自分の生活のリズムや環境の中にできる範囲で落とし込んでやってみました。

具体的に私が主に心がけたことは以下のようなことです。

①夜寝る時間と、朝起きる時間を守る。
②日中の授乳のスケジュールの時間の間隔を守る。
③抱っこや授乳で寝かしつけをしない。

①に関して、本では夜の7時には寝かせて、朝の7時に起こす。と書いてあったのですが、それは夫の帰宅時間とかを考えても大変なので、寝るのは夜8時半までに。と心がけました。朝はできるだけ7時には起こし、授乳のスケジュールに合わせました。

②は、著者の理論で言うと、「昼間に必要量のおっぱい(ミルク)をちゃんと飲めていれば、赤ちゃんは夜通し寝ることができる」と言うものだったので、細かいスケジュール通りにはいかなくても、授乳を行う間隔や回数を守るようにしました。
ちなみに、私は完全母乳だったので、実際に赤ちゃんが1回の授乳でどれくらい飲んでいたかは不明です。

③は、ムスメはそもそもよく寝る子だったので、元からあまりしていなかった。と言うのもありますが、抱っこで寝かせても、布団においたら起きちゃったらやり直しだし、抱っこで寝かせるのも疲れるので、もう最初から置いて添い寝で寝かせていました。

「添い乳」という、添い寝をした状態で赤ちゃんにおっぱいをあげて寝かしつける。という方法もあるようですが、私は全くしませんでした。というか、一度チャレンジしてみたけど体勢がうまくいかずやめました。

なので、授乳と寝かしつけは完全に別で、結果的に飲んでいる時に寝ていることはありましたが、基本的には、寝る前に授乳して、布団に置いて寝かしつける。という感じでした。

ちなみに、ムスメが布団に置いても泣いてしまうとき、両足首を優しく持ってフリフリすると揺れが心地よいのか、わりとすぐに泣き止み寝る。ということがよくあり、裏技的にやっていました。

やってみて感じたメリット

結論から言うと、これらを実践するのは全然苦ではなく、むしろ時間で授乳などを管理するのは私的にはすごくよくて、
「次は何時頃に授乳だから今のうちにこれをやろう」
と、家事をするにも動きやすかったですし、他にも、友達からお誘いがあっても、
「◯時なら大丈夫!」
と、自分なりに動きやすい時間を想定しての返答がしやすかったので、スケジュールが決まっていてよかったなと思いました。

また、このやり方をすると、「赤ちゃんもあまり泣かず、穏やかに育つ」というようなことが書いてあったのですが(曖昧)、基本的には「泣いたらおっぱい」ではなく、時間で授乳していたので、結果的に「赤ちゃんが泣く」という状況が少なかったように思います。

もちろん、全てが予定通りに進むわけではないですが、やはりこのメソッドが理にかなっていたのか、毎日予定が狂って全然だめ。ということはありませんでした。

あと、これは母乳の方のメリットになると思いますが、母乳の出るメカニズムに合わせたリズム作りにもなっているので、ムスメがちょうど1歳になったころのおっぱいを卒業するときも、この本を参考に徐々に授乳の回数を減らし、おっぱいが張ってお母さんの体が大変。ということが回避できました。

もちろん、夜も授乳で寝かしつけていなかったので、卒乳もすんなりで、卒乳による夜泣きも一切ありませんでした。(もともと執着なかったのかも)

これはあくまでも、私が、たった一回しか経験していない子育てでたまたまうまくいっただけのことかも知れません。
ですが、とても几帳面とは言い難い性格の私でも、そこまで無理なくやれた方法なので、赤ちゃんや自分の睡眠に悩んでいる方は一つの例として参考になれば嬉しいです。

経験を踏まえてまた新たにチャレンジ

そして、そんな中、今年第二子を迎える予定の私はどうなるのか・・・。
私は現在38歳で、出産時には39歳の予定です。
40代目前ですが、リバーガイドで同世代の知り合いが同じタイミングで2人目の出産を控えていることもあり、ともにまた川で遊べたらいいなあ。と密かに刺激をもらっています。

とは言っても4つも年を重ね、体力も仕事量も以前より落としている今、この時のようにすんなり復帰できるわけはないだろうなあ。。と思い、今からクロスフィットなどで身体づくりに取り組んでいるわけでもあります。

それもこれも、うまくいくかはわかりませんが、自分の人生における1つのチャレンジとして、ネントレの本も再度押し入れから引っ張り出して読みつつ、楽しみながら産前・産後を過ごしてみたいと思います。

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