シーズンの気配を感じてうずうずする。
私が住む徳島県を流れる吉野川はラフティングツアーをする川としては「日本一の激流」と言われる区間もあるような場所。
夏には全国各地、そして海外からも集まってくるリバーガイドもたくさんいる。そして、ツアーのなくなる冬にはこの土地を離れる人も多い(海外行ったり、スキー場行ったり)。
私は1年を通してここで暮らしているので、冬になったら「また来年」と見送り、みんなが帰ってくる春を待ち遠しく感じる。
4月になり、そんな吉野川にも最近活気が戻りつつある。
吉野川沿いにある各ラフティング会社のベースが準備している気配を感じたり、川の上にボートが浮かんでいたり、道路でボートを積んだ車とすれ違ったり。
シーズンがまた来るなあ。なんて思う。
私は今は絶賛激流ラフティングは無理なので(妊娠7か月)、そういう人たちに刺激をもらいながら、子を産み、健康に過ごし、今シーズン中に川に出られたらいいなあ。という思いを楽しみにがんばろう。
そういえば、先日は東京の御岳でもレースがあって、YouTubeで LIVE配信など見てはうらやましかった。
けど、まあ物事にはタイミングがある。
レースもまた出たいけど、そう思っていたらいいタイミングでいい機会があると思うのでこれも楽しみとしておこう。
ちなみに、夫の会社にもトレーニングガイドが2人。
今年は小歩危の1人前ガイドになるべく、早くから練習に励むトレーニングガイドもめずらしく多い印象。みんな夏にはお客さんを乗せてツアーできるようがんばっている。
トレーニングの様子などを聞いているけれども、教えるのも、教わるのも学びだよなあ、と感じながらも
「毎回同じことを言っているけど、なかなか変わらない。
伝わっていない気もする。」
という夫の言葉を聞いたりして、やっぱり「振り返り」が大事なんじゃないかと思ったりもした。
本当はこの「振り返り」についてもう少し自分なりに深堀して書きたいのだけど、最近あまり時間が取れていないのでメモ的に。
振り返りがトレーニングに効果的だと思う理由
まず、「振り返り」に何を書くか。
私なりにこれが大事だなと思うことは以下の3つ。
①客観的情報
→天気や水量など、その日の川のコンディションなど
②何をしたか、何が起こったか
→事実に即してできるだけそのまま
③いつ・誰が・どんなことを言っていたか、どんな会話をしたか
→事実に即してできるだけそのまま
ここに、自分なりの考察を書いてももちろんOKだけど、自分の考えがメインではない。というところが大事だと思っている。
(レコーディングダイエットが効果的なのと一緒かも)
主観的記録よりも客観的記録を大切に
各内容が「自分の思ったこと、感じたこと」に寄りすぎると、これは私の感覚的にでもあるけれど、「自分で記憶を書き換えてしまうことがある」気がしている。
「思い出は美化されやすい」みたいなものに近いかもしれない。
いずれにしても、その時の自分の精神状態とかによって内容が変わってしまいやすい気がしている。
でも、大事なのは「何があって、誰が何を言っていたか」。自分では変えられない要素を残しておくと、一見その時々の出来事のようで、実は他のこととも繋がっていたり、前にも似たようなことを言われていたりする。
何より、これは私もそうだけど、自分が良いと思っていてもダメだしされたりすると、その場ではすんなり入ってこないことも多い。
けど、後から記録として書き記しておくと、もう少し冷静にその意見を受け取り、考えることができたりもする。
もちろん、言っている側が間違っていることも可能性としてはあるけれども、いずれにしても記録として残しておくとそれすら(間違っているな、ということ)も分かる気がしている。
あとは、noteでも紙でも何でも、人目に付くところに出しておくほうがいい。
そのほうが、ちゃんと自分も「事実を正確に記録する」ということに集中できるから。自分しか見れないと、何をどう書いたってわからないから。
実際にその言葉を発した人が見ても「確かにそう言ったな」と思えるような、ちゃんと事実を書くことが大事だと思う。
そして、それを見返し、「次はどうしようか」を考える。
これを繰り返すと、ものすごい効果がある。
少なくとも、私は過去にラフティングで世界一になったときに「振り返り」のパワーってすごいな。と本気で感じた。
あと、やっぱりなぜ「振り返り」なのかというと、上達にはどんな緻密な計画よりも実行を重ねることのほうが大切で、「振り返り」は「やったこと」に対して行っている。
「振り返り」が積みあがるということは、「やったこと」が積みあがっていく、しかもリセットされるのではなく、試行錯誤して螺旋階段のように「よくなっていく」道を描きやすい方法だからだと思う。
(もちろん時にはエラーがあったり、変化が感じられない時もあるけど、それすらもやったことの結果として財産になる。)
心に残った言葉
少し前に、YouTubeで見た動画で岡田武史さんが言っていた言葉。(うろ覚え)
なんだか残しておきたいと思ったからメモ。
「何かを成し遂げたチームは一体感があった。とよく言われる。
でも、じゃあ最初から一体感を出そう。ということを目指すとうまくいかない。
同じ目標や目的に対して個々が本気で取組んでいくうちに、個々の性格も特性もバラバラだけれども、なんとなく一体感が出てくる。」
この言葉を聞いてなんだか少し救われた気にもなった。
なぜなら、世界一になったとき、チームメンバー同士みんながみんな仲良しな関係ではなかったから。
でも、少なくとも私はその時のチームで世界一になれる自信はあった。
(じゃあ一体感があったのかと言うとどうかはわからない。もはや忘れた。。)
まあ、これも美化されているかも知れないなあと思いながら。
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