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牧師夫人の徒然なるままに(七七二)  「私たちはひとりひとり、隣人を喜ばせ、その徳を高め、その人の益となるようにすべきです」(ロマ15)

 日課としている愛犬の散歩で必ず通る一角にTガスの整圧器室があります。コロナ禍以前には、毎年、草刈りや生垣のベニカナメの剪定が手際よく行われていました。しかし、コロナ後には一変しました。人手が足りないのか、予算が付かないのか、ほとんど手入れをしない状態が続いています。僅かな敷地面積ではありますが、今では雑草が生い茂っています。ベニカナメも半分ほど朽ち果ててしまいました。
 敷地の所有者は「自分の地所だから、とやかく言われる筋合いはない」と思っておられるかも知れませんが、秋真っ盛りの頃にはたくさんの雑草の種が、たわわに実り、秋風のあおりを受けて近隣の地所に飛散していきました。
迷惑なのは雑草の増殖することだけではありません。この放置状況が周囲の景観を大いに損ねてしまっているのです。周囲のお店では、歩道にまで飛び散る落ち葉やごみを毎朝掃き清めていますが、地続きの一角の荒廃が目に入るたびに、むなしい思いを抱いておられたのではないでしょうか。
自己中を捨てて、隣人に礼を尽くすことは御心です。というわけでしきりに息子の家とお隣の敷地の境界の雑草が気になりはじめ、草刈りに出向きました。

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