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牧師夫人の徒然なるままに(六九三)  「結び目によって結び合わされ」(エペソ4・16)

 二年前に骨折を経験して以来、自分の体のことが気になり始めました。心掛けてストレッチ運動を日課に組み入れてみたり、犬の散歩の間には、できるだけ腕をぐるぐる回して、肩こり予防をし、くるぶしをぐるぐる回しながら歩いてみたりと。
 最近私は、聖書の「キリストの体」についての記述を理解する上で、重要な見落としをしていたことに気づきました。少なくとも、各器官の独自性とその役割の重要性への理解は深まってきました。どの肢体も大切な一部であること、どの一つを欠いても、健全な体機能を維持することが出来ないことなどはよく理解できました。
 加えて、気になり始めたのが関節の働きです。老化と共に弱るのが関節だそうです。四十肩、五十肩、膝関節の痛み、股関節痛など、テレビのコマーシャルで宣伝されていることが、将来私の体にも起こりうるのだと予感しています。
 キリストの体においても、この「結び目」いわば関節の働きの重要性が記されています。「あらゆる結び目によってしっかりと組み合わされ、結び合わされ」とあります。この結び目とは各肢体のつなぎ目、つまりは、個々の教会員の接点のあり方ではないでしょうか。その潤滑油は、もちろん愛と互いへの尊敬ですね。

安食道子

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