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牧師夫人の徒然なるままに(七七三) 「御名をたたえるくちびるの果実」(へブル13・15)

 私は第Ⅱ礼拝での賛美チームの一員として、賛美をさせていただいています。それは至福の時間です。
 いつのころからでしょうか。凝視していた楽譜から目を離して、床に目を落とすと、講壇の上や、フェルト張りの床に踊るような五線紙と音符とがくっきりと浮かび上がるのを認めるようになりました。美しい音符なので、音を追ってみようとするのですが、はっきりとつかみ取ることまではできません。
 私は神秘主義者ではありませんので、自分なりに分析を(科学的?といえるならその方法で)してみました。そして、それは明らかに補色残像の一種であろうと結論しました。
 しかしながら、私はその現象がとても楽しいので、しばらくの間は「わたしと創造主との秘密」にしました。心の中で主なる神に申し上げます。「主よ、今日もあなたにくちびるの果実を捧げました。そして、ダンスをしているような喜びの音符が、今私の目を楽しませてくれています。こんな現象を起こしてくださって感謝します。賛美の喜びが、どうか、これからも私のうちにずっと宿り続けますようにお守りください」と。
 私は決して神秘主義者ではありません。けれども何事も偶然には起こりません。この現象は主からの贈り物だと思ってもいいですよね。

安食道子

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