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【ビジネスパーソン向け】5分程度で学ぶ!ビジネスで活かす企業会計&経営分析の入門解説その5



1.この記事について

⑴ この記事の対象者と趣旨

 この記事は、ビジネスの現場で使える「経営数字の知識を身につけたい!」と考えている方に向けた内容となっております。

 特に「数字アレルギー」をお持ちの方や「ビジネス数字が苦手」という方に向けた内容となっており、よくある簿記検定試験など「問題の解き方」を主とする試験勉強ではなく、企業会計や経営分析などの「経営数字」でビジネスで活かせる内容のものをお伝えしていきたいと思います!

⑵ この記事の特徴

 ビジネスパーソンの皆さまは「お時間」はありません!なので、【5分程度】でさっと学べるように、「原理原則」を「簡潔明瞭」に解説することを心掛けております。

2.社長の椅子に座ってみたけど、何をしたらいいの?

 ある若手社長の話です。運送会社のアルバイトから入ったその若者は、現場からの叩き上げでその運送会社の社長になりました。そして、その社長がご本人の講演会で言ってたのです。

「社長の椅子に座ったものの、何をしていいのか分からなかった・・・」

そう、つまり、会社経営における「視点」がなかったんですね!

このため、この若手社長は、しばらく現場に出て、従業員と一緒に汗をかいていたそうです。経営者としての「視点」がないため、何をやればいいのか分からなかったんですね。

その話を社長本人から聞いて、私は思いました。

「うん。確かにそうだな。なぜなら、社長として何をすればいいのか学ぶところなんてないし、会社経営の視点を学べるところなんてないしな・・・。」と。

3.「経営数字」の側面から、どのような「視点」を持てばいいのか?

 では、経営者や幹部として、「経営数字」の側面からどのような視点を持って会社経営に臨めばいいのでしょうか?私どもは次の2つの視点を持つべきことを提唱しています。

第1:儲けを出す
第2:企業価値を高める

ここで、「経営の視点」の必要性について、ちょっと解説します。
これがないとどうなるのか?ということです。

これがないと、「靴底減らして足を使ってとにかく営業を頑張る」など、徒手空拳の経営施策を精神論で繰り出すだけとなります。

これは「経営」でもないですし、「経営者のやること」でもありません!経営者には「経営の視点」が必要であり、当社はこのうち「経営数字」の観点からの経営の視点を習得するカリキュラムをご提供しております。

⑴ 「儲け」を出すということについて

 ビジネスをモデル化し、単純化して考えると当たり前の話ですが、「売上が上がり入金がある」→「経費払える」→「儲けが出る」→「会社存続」ということにつながります。

 ですが、注意が必要なのは「儲け」であり、「利益」ではないということです。この部分の違いは後日に解説します。

⑵ 経営者の思考は「投資に対するリターン」

 経営者は常に、「投資に対してどのくらいリターンがあるのか?」を考えます。このため、上記において「リターン額=儲けの金額」だけでなく、「投資利益率」を重視します。

ということで、「儲け」→「投資利益率」とリンクさせ、経営者が持つべき視点を1枚の図にまとめたものが下記の図になります。

上記において、まずは「投資に対するリターン」ということが経営数字の観点からの経営の視点になりますので、下記の図を頭の片隅に入れておいてください。

例えば、あなたが従業員を月給20万円で雇ったとして、会社への収益などで20万円以上の貢献があると考えるから雇うのですよね?

まさしく「投資に対するリターン」とはこのことです。これは、設備投資や広告費への支出など全てに共通することです。

ということで、今回の内容は以上です。
「経営者会計」について、これからさらに有用な情報を配信していきますので、これからも当記事で経営数字に関する知識を身についていただければと思います!

■今回の詳しい内容はこちらで配信しております!■

https://m-cass.co.jp/blog/c01/522/

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