「クリニックのホームページを戦略的に作ろう!」第5回:検索して欲しいキーワードでページを作る

ホームページのSEO対策として簡単なものに「地域名 クリニック名」「地域名 診療科名」などがあり、ホームページのタイトルに地域名を入れているクリニックは多いかと思います。しかし、SEO対策としてはそれだけでは不十分です。

疾患名や手術名、検査名など検索して欲しいキーワードで検索上位に表示されるようにホームページを作成していますか。

1.重要なキーワードはページを用意する

1ページの中に疾患一覧(または手術一覧)と簡単な説明がまとめられている場合があります。1ページにまとめていますので、一つ一つの説明は少なくなり、またSEO的にも弱くなってしまいます。

そこで、一覧の中で重要なもの(=検索で上位に表示させたいもの)は、そのキーワード単独のページを用意します。一覧の数が多くない場合は、すべてのキーワードで単独のページを用意した方がよいです。

用意するメリットとしては、

・タイトルや見出しにキーワードが入るので、SEO的に検索で上位に表示されやすくなる(単独でページを用意しない場合と比べて)
・検索結果画面に表示されるタイトルにキーワードが表示されるので、クリック率が高まる
・キーワードについての説明が充実するので、情報量が多くなり患者満足度が上がる

つまり、検索で上位に表示されやすく、クリックされやすく、患者満足度も上がる、ということになります。

自由診療を行っている場合は、それぞれページを用意した方が効果がでます。

5-1 現状の検索結果を確認してみる
まずは、検索して欲しいキーワードで検索し、ご自身のクリニックが何番目に検索結果に表示されるのか、上位にある病院はどのようなページを用意しているのかを確認してみてはいかがでしょうか。

ただし、通常通りの検索をすると、検索の履歴などが残っているため検索結果にバイアスがかかってしまいます(パーソナライズド検索)。バイアスをなくすためにブラウザの「プライベートブラウジング or シークレットモード or プライベートウィンドウ(ブラウザによって名称は異なります)」で確認してください(地域情報は残るという問題点はありますが)。

また、パソコンとスマホでは検索結果が異なりますので、できれば両方で検索してみてください。


2.ブログを活用する

タイトルにキーワードを含めたブログを書くのも効果があります。ブログは深掘りした内容を書けますので、いくつかキーワード(2~4つ)を設定し対策をすると効果がでます。

例えば、

・「子供の顔にできた傷跡をキレイに縫って欲しい」という親のために「子供 顔 傷跡」「子供 傷跡 キレイ」で検索される記事
・「上部消化器内視鏡を経鼻でやって欲しい」という人のために「胃カメラ 鼻 痛くない」で検索される記事

などを用意し、そこからメインの解説ページに誘導し受診・予約を促します。

用語としては、患者が入力しそうなものも入れておいた方がよいです(「上部消化管内視鏡」だけではなく「胃カメラ」も入れる、など)。

新しい薬や治療法、テレビで話題になったことで診療に関するものがあれば、ブログのネタになります。

ブログをクリニックのサイト外に用意している場合(アメーバブログなど)は、ブログタイトルにクリニックだけではなくSEO対策として地域名は必ず入れてください。

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