こんにちは。
4月よりエールホームクリニックで皮膚科医として勤務している松井彰伸です。
住み慣れた青森を離れてから、早いもので1ヶ月が経ちました。
青森では大学病院での勤務が長く、どのような診療科でもそうであろうと思いますが、実診療で遭遇する疾患は、クリニックとはかなり異なります。
長岡にやってきた当初は、これまで通りに診療をできるかという不安や、新しい環境で暮らすことによる心細さがありました。
しかし、とても居心地よい職場の雰囲気のおかげで、1週間くらいですぐに慣れてしまいました。
しかも、ただ慣れてきただけではなく、初めて「仕事が楽しい」と感じています。
仕事は義務と思って働いてきた私にとっては全く異なる感覚で、そんな自分自身に一番驚いています。
そこで、「仕事が楽しい」と感じている理由を少し考えてみました。
まずは圧倒的に職場環境がよいことです。
同じ皮膚科の先生方が頼もしいのはもちろん、他科のドクター、スタッフのみなさんが本当に優しく、まだ来たばかりの私が働きやすいようにチーム全体でサポートしていただいています。
同じ志を持った人たちで同じ方向に向かって働くという当たり前のようで難しいことを毎日肌で感じることができ自分の意欲も高められています。
また、もともと私が皮膚科医を志した理由に、その地域の人たちの身近な皮膚トラブルの相談に乗りそれを解決したいというものがあり、今になってやっとそれを実現できる環境に身を置けていると感じています。
先日、皮膚科学会のホームページに掲載されている専門医リストのページを見てみました。
すると長岡市には皮膚科専門医が12人いて、そのうち4人が当院に在籍していることを知りました。そのため、あの治療をやりたい、この機器を導入したいなど、チームで意見を出し合い、実際に実現可能なのかどうかをチームで相談することで、少しずつ形にしていき、提供できる治療の幅が広がっていることにとてもワクワクしています。
実際に、マンパワーのあるエールホームクリニックでは、患者さんの悩みに合わせて手術やレーザー治療、ボトックス注射などのさまざまな治療をすぐに行えるのが魅力だと思います。
コロナワクチン接種にも従事しており、これまでにないくらい多くの接種を行っています。
コロナワクチンについて一から勉強し、これまでのワクチン接種での経験などを去年からやってきた先生方に共有していただいています。
皮膚科以外の知識も増えていることが学生のころのようで本当に楽しいです。
ワクチンを通して、コロナという今の時代ならではの医療に携わり、地域の方々に貢献できるということは、エールホームクリニックに来ていなければ一生できなかったと思います。
私の地元の青森県弘前市にある弘前公園の桜は日本一と言われていて、この時期にその桜を見られないのが少し残念ですが、「仕事が楽しい」と思えること以上に幸せで贅沢なことはないと思うので、ここ長岡でこれからも楽しく仕事をしていきたいと思います。
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