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20~30代必見!補助機能を知って強みを伸ばす【②"補助機能"徹底解説】

いつもnoteを読んで頂き、本当にありがとうございます。
16タイプを活かしたコーチングで延べ150名を成功へと導き、脳科学から16タイプを分析、経営コンサルも行っている”Dr.いざよい"です。

今回はMBTI・16タイプの本質である心理機能について、あなたの個性を輝かせるうえで重要な「補助機能(第2機能)」を解説します。

ポイントは以下の3点で、これから具体的に解説します。この記事を読めば、補助機能について抽象・具体レベル両方で理解が大きく深まるでしょう。

✅主機能と「知覚ー判断、外向性ー内向性」の両面でバランスを取る
✅10代で強みとして自覚し始め、20~30代で成長しやすい
✅主機能と掛け合わせることで、よりオリジナルな価値を発揮しやすくなる


まず心理機能とは何か、心理機能の全体像について理解したい方は、下記のnoteをご覧ください。

第1章「『補助機能』とは?」

①一言でいうと

補助機能とは一言でいうと

「主機能を最も強力にサポートする強み」

のことです。
もう少し分かりやすくいうと、主機能の次に発達しやすい心理機能です。主機能の強みを活かしたり、主機能による弊害をカバーする役割を果たします。


主機能について、先に理解を深めたい方はこの記事がオススメです。

②心理機能とは

では、そもそも心理機能とはなんでしょうか?端的にいうと、心理学者カールG.ユングが提唱した【脳の働き方のパターン】です。

自分のいる世界を理解し意味を見出すために誰もが共通して持っている、「心のあり方」とも言える認識のパターンで、16タイプそれぞれで得意・苦手が生まれつき決まっています。利き手のようなものです。

心理機能について詳しくは、以下の記事をご覧ください。

③あなたの人生における補助機能の重要性

主機能と補助機能がその人の長所をほぼ決定し、より希少な価値を生み出せるようになります。

例えば「プログラミングが得意」な人は多くいますが、加えて「日本語とスペイン語を扱える」人であれば、希少性が高まりビジネスや様々な場面で価値を生み出しやすくなります。

社会に価値を生み出しやすくなると、収入が増え生活が安定したり、自他に認められることで自信が増したりと良い人生を過ごしやすくなります。

例えば同じ主機能Ne(外向的直観)を持っているENFPとENTPですが、補助機能については前者がFi(内向的感情)、後者がTi(内向的論理)と異なります。

・Ne(外向的直観):主に未来に対する、色々な新しい可能性、パターンを探す
・Fi(内向的感情):自分や他人が、本当はどんな感情を持っているのか深く考える
・Ti(内向的思考):自分の中にあるオリジナルのロジック、考え方をもとに合理的に思考、分析する

この結果Ne×FiのENFPは未来の可能性を探りつつ、感情の洞察力を活かして自他をワクワクさせることができます。

一方でNe×TiのENTPは好奇心旺盛に様々な事象を捉え、論理的思考力を活かしてアイデアを加速させることができます。

逆に、主機能・補助機能以外の心理機能は、強みがですぎることによる弊害をカバーする役割を果たすか、そもそも先天的に働きにくいのです。

それでは次に自分の補助機能を確認してみましょう。まずは自覚することで、今後その機能を伸ばしやすくなります。

第2章「【表】あなたの補助機能は?」

それではまず、自分の性格タイプの補助機能とその概要を確認しましょう。

各性格タイプの補助機能とその概要・キーワード

自分の補助機能について詳しく知りたい方は、以下のマガジンをご覧ください。マガジンの中で、8つの心理機能を詳しく解説しています。

自分の補助機能を把握できましたか? 把握できたなら、次は補助機能がどのような特徴をもち、どのような場面であなたに影響するのかを見ていきましょう。自分の過去や目標と照らし合わせながら読むと、より深い学びになります。

第3章「補助機能の特徴」

三つに分けて、補助機能の役割を解説します。

①知覚ー判断、外向性ー内向性の両方で主機能とバランスを取る

実は主機能と補助機能には規則性があり、必ずバランスが取れるようにできています。

例えば先程のENFPの主機能と補助機能を確認してみましょう。

主機能であるNe(外向的直観)は
・N:直観的な知覚
・e:外向
を表します。

一方で補助機能であるFi(内向的感情)は
・F:感情的な判断
・i:内向
を表します。

直感的な知覚ー感情的な判断と、外向ー内向。このバランスにより、自他の意識・インプットアウトプットが偏らず自然体のまま社会で生きやすくなります。以下の図が分かりやすいでしょう。

ENFPの心理機能図解 こちらの記事から引用

一番上の緑楕円は主機能であるNe(外向的直観)、その下の赤楕円は補助機能であるFi(内向的感情)を表します。

逆に、強みは発揮できているのに社会で上手くいかなかったり心が沈んでいる場合は、補助機能がうまく働かずバランスが取れていない可能性があります。


主機能と補助機能の規則性について詳しい解説は、以下の記事をご覧ください。

②10代頃から現れ始め、20~30代でおおいに発達する

主機能が幼少期から働き無意識的に使うのに対して、補助機能は10代頃に表れはじめ、強みとして自覚しやすいものです。一般的には20~30代で発達します。

人間関係が複雑になる高校・大学や、成果が求められる仕事において、主機能だけでは物事の捉え方や行動に偏りがでて、弊害が大きくなります。

そんな中で補助機能が使われると、①で説明したように様々な場面でバランスがとれるようになります。社会とのバランスがより強く求められる20~30代で、補助機能はさらに発達するでしょう。

もちろん、早くから意識的に補助機能を発達させることも可能です。

例①:INFPの主機能はFi、補助機能はNeです。もともと自他の感情を洞察し独自の道を歩むものの、10代後半から他者とのコミュニケーションや外界のインプットにも積極的になり、社会性を帯び始めます。

例②:ENTPの主機能はNe、補助機能はTiです。もともとインプット好きで多様な可能性を探るものの、10代後半から自分なりのロジックを綿密に組んで持論を増やし、説得力を増していきます。

③主機能の働きを補助し、あなたのオリジナルな価値を形成する

補助機能のもう一つの特徴は、主機能と掛け合わせて「あなたのオリジナルな価値を形成できる」ことです。

下記の具体的な事例を見て、イメージを膨らませてみましょう。

例①:「身体感覚に秀でている(Se)」×「自分なりの論理で物事を分析できる(Ti)」ならば、ストレッチの効果的なやり方を体系化して本にすることができるでしょう。

例②:「抽象的で一本線のある思考が得意(Ni)」×「相手の感情に訴える話し方ができる(Fe)」ならば、多くの人に対して壮大なビジョンを語ることができるでしょう。

このように主機能・補助機能を自分なりに具体化してかけ合わせると、あなたなりの価値が見えてくるはずです。

ただし、補助機能の働きが強くなりすぎると弊害も生じます。そのような場合には、補助機能の代わりに主機能をサポートする代替機能(第三機能)をうまく使ってバランスを取りましょう。

まとめ

ご覧いただきありがとうございした。補助機能は一言でいうと「主機能を最も強力にサポートする強み」です。そして補助機能を理解する上で、あらためて以下の3点が重要となります。

✅主機能と「知覚ー判断、外向性ー内向性」の両面でバランスを取る
✅10代で強みとして自覚し始め、20~30代で成長しやすい
✅主機能と掛け合わせることで、よりオリジナルな価値を発揮しやすくなる

まずは自分の性格タイプにおける補助機能を把握し、意識的に伸ばし主機能と掛け合わせることで、誰にも負けない自分の強みを作りましょう!


「自分の補助機能・主機能を知りたくなった」という方には、私が独自に開発したAIの高速計算により正確・瞬時に自分の性格タイプを測定できる以下の記事がオススメです。

さらに、自分の補助機能は分かっているが「どのくらい発達しているか分からない」という方には以下の記事がオススメです。全ての心理機能の発達レベルが大まかに把握できるため、自分の補助的な強みの発見にも繋がります。

また、個別での対面コーチングも実施しておりますので、ご興味のある方はお気軽にご連絡くださいませ。

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