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【16タイプ別・性格的特徴の考え方】

いつもnoteを読んで頂き、本当にありがとうございます。
16タイプ特定コーチングで延べ130名を成功へと導き、脳科学から16タイプを分析、経営コンサルも行っている”Dr.いざよい"です。

今回のnoteでは、あなたが各タイプのアルファベット4文字を見ただけで、そのタイプの性格の特徴について全て考えることができるようになる為の方法論を解説します。その為に、まず"心理機能"というMBTI・16タイプの概念を学んで頂きます。

16タイプごとの性格的特徴の違いは、それぞれのタイプが持つ"心理機能"の違いと言い換えることが出来ます。
「心理機能とは何か?」についての説明は、ぜひこちらのnoteをご覧ください。MBTI・16タイプの本質がわかります。

結論から先にお伝えすると、心理機能とは"脳の働き方のパターン"のことを表しています。つまり、「16タイプごとの性格の違い」は、「16タイプごとの脳の働き方のパターンの違い」とも言えるのです。(※ここでの脳とは主に、後述の大脳新皮質のことを指しています)

というわけで今回は、脳科学的な知見(大脳新皮質の心理機能ごとの発達領域を分析しています)を加えながら、16タイプそれぞれがどんな性格的特徴を持っているのかについて、心理機能それぞれの意味や、その順番などをもとに解説していきます。


心理機能の順番ごとの違い

心理機能は8つあるとお伝えしましたが、一般的に人間に右利き、左利きなどの利き手があるように、8つの機能それぞれの使いやすさや、使えるレベルに差が生まれています。 

これら8つのうち、MBTI・16タイプでは主に上位4つの心理機能について取り扱い、16タイプの性格を分類しています。それがこれから解説する、主機能、補助機能、第三機能、劣等機能の4つです。

⑴主機能(第一機能) 

8つある心理機能のうち、無意識的かつ一番自然に使っており、最終的な意思決定に重大な影響を与えている、その性格タイプの「核」となる心理機能のことを主機能と呼びます。

主機能によって、その個人の性格タイプの特徴を最も端的に表すことが出来ます。
『例:ENTJの主機能=Te(外向的な思考)→"合理的"』

⑵補助機能(第二機能)

続いて、二番目に使用されやすい機能を補助機能と呼びます。主機能と補助機能の2つ組み合わせることで知覚機能と判断機能、外向(外界)と内向(内界)のバランスをとることが特徴的です。

基本的に主機能と補助機能との間で対立や不一致が生じた場合、主機能が優先的に使用されます。
『例:ENTJの補助機能=Ni(内向的な直観)⇄主機能=Te(外向的な判断)』

⑶第三機能

三番目に使用されやすい機能を第三機能と呼びます。知覚機能は知覚機能内で、判断機能は判断機能内における、補助機能と対極の心理機能となり、外向性と内向性も補助機能と逆となります。

『例:ENTJの第三機能=Se(外向的な感覚)⇄補助機能=Ni(内向的な直観)【→知覚機能内で対極】』

⑷劣等機能(第四機能)

四番目の機能を劣等機能と呼びます主機能と真反対、対極の機能であり、外向性と内向性も逆転します。普段は無意識下で働いており、意識下で使うことが非常に困難とされています。
『例:ENTJの劣等機能=Fi(内向的な感情)⇄主機能=Te(外向的な思考)

心理機能の順番(序列)を見分ける方法

  1. アルファベットの最後がJ(判断型)とP(=知覚型)のどちらなのか確認
    ①Jの場合、判断機能(TとF)が外向き、知覚機能が内向き
    ②Pの場合、知覚機能(NとS)が外向き、判断機能が内向き

  2. アルファベットの最初がE(=外向型)とI(内向型)のどちらなのか確認
    ③Eの場合、主機能が外向き、補助機能は内向き
    ④Iの場合、主機能が内向き、補助機能は外向き

  3. 主機能の判定 『例:』
    ①×③=外向的な判断機能が主機能 『例:ESTJ=Te(外向的な思考)』
    ①×④=内向的な知覚機能が主機能 『例:INFJ=Ni(内向的な直観)』
    ②×③=外向的な知覚機能が主機能 『例:ESTP=Se(外向的な感覚)』
    ②×④=内向的な判断機能が主機能 『例:INFP=Fi(内向的な感情)』

  4. 補助機能の判定 『例:』
    ①×③=内向的な知覚機能が補助機能 『例:ESTJ=Si(内向的な感覚)』
    ①×④=外向的な判断機能が補助機能 『例:INFJ=Fe(外向的な感情)』
    ②×③=内向的な判断機能が補助機能 『例:ESTP=Ti(内向的な思考)』
    ②×④=外向的な知覚機能が補助機能 『例:INFP=Ne(外向的な直観)』

  5. 第三機能:補助機能と対極の機能で、外向き内向きも逆転する 『例:』
    ①×③=外向的な知覚機能が第三機能 『例:ESTJ=Ne(外向的な直観)』
    ①×④=内向的な判断機能が第三機能 『例:INFJ=Ti(内向的な思考)』
    ②×③=外向的な判断機能が第三機能 『例:ESTP=Fe(外向的な感情)』
    ②×④=内向的な知覚機能が第三機能 『例:INFP=Si(内向的な感覚)』

  6. 劣等機能:主機能と対極の機能で、外向き内向きも逆転する 『例:』
    ①×③=内向的な判断機能が劣等機能 『例:ESTJ=Fi(内向的な感情)』
    ①×④=外向的な知覚機能が劣等機能 『例:INFJ=Se(外向的な感覚)』
    ②×③=内向的な知覚機能が劣等機能 『例:ESTP=Ni(内向的な直観)』
    ②×④=外向的な判断機能が劣等機能 『例:INFP=Te(外向的な思考)』

※MBTI公式の見解では、第三機能は内向き外向きを考慮していません。

ここまでで、16タイプごとの性格的な特徴を考えるための事前知識が全て揃いました。ではここから、具体的にタイプ一つずつに対して、アルファベット4文字からどのようにその性格を考えていくのかについて解説します。

基本的に、主機能と補助機能に二つを組み合わせれば、一般的な各タイプの性格を考え出すことができるため、今回は主にその二つをもとに解説します。

基本的な情報の知覚(Input)と判断(Output)は、内外のバランスを保ちながら主機能と補助機能がほとんどを行うため、タイプごとの一般的な性格(ステレオタイプ)はこの二つで説明ができます。

【一般的な性格の考え方】

①主機能が同じでも、補助機能の違いによりその使われ方が異なる

主機能と補助機能は「知覚+判断」と「内向+外向」のバランスをとっている。よってたとえ主機能が同じでも、補助機能の違いによって、情報の知覚or判断のやり方が異なり、主機能の使われ方が異なります。

②補助機能が同じでも、主機能の違いによりその使われ方が異なる

逆もまた然りで、たとえ補助機能が同じでも、主機能の違いによって、情報の知覚or判断のやり方が異なり、補助機能の使われ方が異なります。
(※一般的に、外向される機能の方が、その人のコミュニケーションスタイル
内向される機能の方が、他人からは直接見ることのできない、その人の性格全体を表します)

③それぞれの序列機能の特徴を考慮する

・主機能 :本人も気づかない、最も発揮される強み
・補助機能:比較的早くに気づくことが出来、主機能の次に伸ばせる強み
・第三機能:その人が課題として感じる弱み
・劣等機能:その人が意識すらしずらい弱み
④主機能以外は主機能に引っ張られる形で使われ、補作的な役割をする
⑤主機能は、主機能以外にサポートされながら使われる
(第三機能は、補助機能をサポートする形でバランスをとる)

※ストレス状況下では、主機能を過度に使いすぎたり(主機能が無くなったり)、劣等機能が突然暴発して使用されます。

④各心理機能の特徴を理解

Ti:自分の中にあるオリジナルのロジック、考え方をもとに合理的に思考、分析してアイデアを形作っていく。
Te:世の中的に正しいとされる考え方、ロジックをもとに、合理的に思考、分析する
Fi:自分や他人が、本当はどんな感情を持っているのか深く考える
Fe:他の人がどんな気持ちなのかを、周りの状況から考える
Si:過去や現在の事実にもとづいて物事を捉える
Se:今目の前、この瞬間にあるものをきちんと捉える
Ni:過去、現在、未来を通して一つの明確なイメージ(ビジョン)を作り出す
Ne:主に未来に対する、色々な新しい可能性、パターンを探す

【年代別の性格的特徴の変化】
❶一般的に20代前後までは、主機能、補助機能の順番に発達し、自分のことを知り、他者との人間関係の中でありのまま、自然体でいられる方法を模索します。
❷30代から50代にかけて、色々な人生の問題を解決していく中で、残りの第三機能、劣等機能も順に発達させていき、心や脳の全体的な調和を目指します。

NT型=「分析家」

INTP(論理学者)

主機能 :Ti
高い知的好奇心で、進んで外の情報や論理を自分で取りに行く。それらの情報を分析し・まとめ上げることで、この社会・この世界を包括的に理解する枠組みを考える。

補助機能:Ne
仕入れた情報の新しい結びつき、使い方を考え、いろいろな可能性やパターンに思いを巡らせる。全体的な説明を可能とする新しい視点をひらめき、外界に提案する。

第三機能:Si
自分をいまこの瞬間にとどめ、過去と同じ様な状況・心理状況を続けることを苦手とする可能性があります。具体的な事実を詳細に記憶したり、過去に忠実に未来を生きることを苦手とする場合があります。

劣等機能:Fe
周囲の感情や雰囲気を的確に察知し、時に適度にコントロールしていくことについて、元々得意な方ではありません。逆に、周りからの視線や評価をそこまで気にすることなく言動をしていけるでしょう。

INTJ(建築家)

主機能 :Ni

補助機能:Te

第三機能:Fi

劣等機能:Se

ENTP(討論者)

主機能 :Ne

補助機能:Ti

第三機能:Fe

劣等機能:Si

ENTJ(指揮官)

主機能 :Te
補助機能:Ni
第三機能:Se
劣等機能:Fi

NF型=「外交官」

INFJ(提唱者)

主機能 :Ni
補助機能:Fe
第三機能:Ti
劣等機能:Se

INFP(仲介者)

主機能 :Fi
補助機能:Ne
第三機能:Si
劣等機能:Te

ENFJ(主人公)

主機能 :Fe
補助機能:Ni
第三機能:Se
劣等機能:Ti

ENFP(広報運動家)

主機能 :Ne
補助機能:Fi
第三機能:Te
劣等機能:Si

SJ型=「番人」

ISTJ(管理者)

主機能 :Si
補助機能:Te
第三機能:Fi
劣等機能:Ne

ISFJ(擁護者)

主機能 :Si
補助機能:Fe
第三機能:Ti
劣等機能:Ne

ESTJ(幹部)

主機能 :Te
補助機能:Si
第三機能:Ne
劣等機能:Fi

ESFJ(領事館)

主機能 :Fe
補助機能:Si
第三機能:Ne
劣等機能:Ti

SP型=「探検家」

SP型=「探検家」
引用:

ISTP(巨匠)

主機能 :Ti
補助機能:Se
第三機能:Ni
劣等機能:Fe

ISFP(冒険家)

主機能 :Fi
補助機能:Se
第三機能:Ni
劣等機能:Te

ESTP(起業家)

主機能 :Se
補助機能:Ti
第三機能:Fe
劣等機能:Ni

ESFP(エンターテイナー)

主機能 :Se
補助機能:Fi
第三機能:Te
劣等機能:Ni

以上、アルファベット4文字からそのタイプの性格の特徴を考える方法について、具体例とともに詳しく解説してみました。
こちらのnoteを見返せば、各タイプごとに自分で性格を考えることができ、MBTI・16タイプを日常生活でより応用できるでしょう。

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それでは、ありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう!

いざよい

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