どう分ければ、捨てられる?(エニアグラム別考察・タイプ5編)
片づけを成功させるための最大のポイントは、「いかにモノを減らすか」。
でも、いざ捨てようとすると、どれもこれも必要に思えて、判断できない。
そうお悩みの方に向けて、エニアグラムの「9つの性格タイプ」別に「こう分ければ、捨てられるかも?」という考察をしていきたいと思います。
少しでも判断基準を作るためのヒントになれば幸いです。
タイプ5の特徴
タイプ5の特徴として、このような記述があります。
タイプ5ー調べる人
<重点を置くこと>
専門家であること。詳しい情報を持っていること。
プロセスや客観的事実、明晰さや超然とした態度を保つことに集中する。
まるで脳内が巨大な資料室になっているかのようなタイプ5にとって、パンパンに詰まった本棚や、コレクションの山は、むしろ喜び。
モノの量が問題になって来るのは、スペース的な限界を超え、今まで集めてきたものが生活エリアに侵食していると気づいた時かもしれません。
食事を取る度に、テーブルの上に空きスペースを作らなければならない、とか、
行き場を無くしたモノたちが床に直置きされているために、その周りは何ヶ月も掃除していない、とか・・・
合理的に考えて「さすがに多すぎる」と悟った時。
そんなタイプ5は、「どう分ければ、捨てられる」のでしょうか?
タイプ5が陥りがちなパターン
提案をする前に、タイプ5が陥りがちなパターンをみてみましょう。
完了できない:準備モード
エニアグラム【実践編】人生を変える9つのタイプ活用法より
これを片づけに応用した場合、タイプ5が避けたいのは・・・
より多くの情報を集め続けているうちに、当初の目的を忘れてしまい、ただただ集め続け、ため続けてしまうこと。
そして、モノやカタチ化された情報を保管するために、自分自身の暮らしを圧迫してしまうことではないでしょうか。
一言で言えば、「情報収集」欲求が強いということかと思います。
こう分ければ、捨てられるかも?(タイプ5への3つの「分け方」提案)
そんなタイプ5へ、不要なモノを捨てるために、3つの「分け方」を提案させていただきたいと思います。
1、新しい視点や気づきを得られたかどうかで分ける
2、少しでもアウトプットのリソースとして使ったかどうかで分ける
3、少しでも実践したかどうかで分ける
1 新しい視点や気づきを得られたかどうかで分ける
何か興味の対象が定まると、それについてありとあらゆる角度から考察を試みたいと思ってしまうタイプ5。
例えば、その筋に関する本ばかり何十冊も本棚に並んでいたりしませんか?
でもよくよく眺めてみると、似たような内容ばかりということも。
さすがに多すぎて整理をする必要があるのなら、
新しい視点や気づきを得られたかどうかで分けるのはどうでしょうか。
持ち前の評論センスを発揮して、「これは特に目新しい発見はなかった」と思えるものからなら、手放しやすいかもしれません。
2 少しでもアウトプットのリソースとして使ったかどうかで分ける
〜マニアとしての自覚があるタイプ5は、知見を発表する場を持っている人も多いと思います。
疑問を持ち、調べ、考察して、発表するプロセスは、なんとも知的好奇心を刺激する至福の時間・・・
そんな「学び=遊び」となっているタイプ5にとって、そのための資料はおもちゃのような存在。
でも遊び飽きたおもちゃ(資料)が多くなり過ぎてなんとかしたくなったら、少しでもアウトプットのリソースとして使ったかどうかで分けるのはどうでしょう。
アウトプットしたことである程度満足したもの、アウトプットに至る前に興味が冷めてしまったものは、一旦手放してみることで、新しい出会いがもたらされるかもしれません。
3 少しでも実践したかどうかで分ける
思考することが得意なタイプ5は、さまざまなシミュレーションをするあまり、知識の多さに対して、実践するのは僅かかもしれません。
でも、ここで「まだ全部やってないから」と、取り置いているうちに、収納はいつもパンパン!
そんな時は、少しでも実践したかどうかで分けるのはどうでしょうか。
何か1つでも本質(エッセンス)をつかみ、実生活や現場に取り入れることができたなら、「その情報は消化できた」ことにして、手放していく。
もともと偏見を持たず、何事にも執着しないタイプ5のこと、知識と実践経験がセットになって脳内に記憶されていれば、いざという時に、まさに「知恵」としての言葉が溢れ出てくるのではないでしょうか。
あなたの片づけチャレンジ、心から応援しています!
片づけ祭りのお知らせ
毎月末日曜日、習慣化オンラインサロンにて「片づけ祭り」というイベントを開催しています。
次回のテーマは、どう分ければ、捨てられる?(エニアグラム別ディスカッション)。
私の解説の後、各タイプごとにブレイクアウトルームに分かれてディスカッションしてみたいと思います。
同じタイプどうしの片づけあるあるや、他のタイプの分け方からヒントが得られるかも?
その後およそ45分間、オンラインをつなげながらそれぞれ片づけ実践タイムもあるので、実際に部屋が片づきます(その間いつでも質問可能)。
興味のある方は、ぜひ下記リンクをご覧ください。
いただいたサポートは、新たな気づきのヒントをお届けするための糧にさせていただきます。