前回、アスベリンっていう、とっても有名な咳止め薬について、添付文書からインタビューフォームに飛躍して、咳止めの効果を掘り下げてみた。
結果は、、、「ヒト」に関するデータなし。。。
ビックリ!
これじゃ無理なんで、ヒトのデータの有無について、製薬会社に問い合わせをしてみるつもりだけど、まだ会社正月休み中だから、とりあえず今回は、アストミンって咳止めについて検証してみることにした。
このアストミン、風邪引いた時の咳止めとしてはアスベリンに並んで有名なもので、子どもからお年寄りまで幅広く使われます。
とりあえず調べてみると、シロップ剤、散剤(粉薬)、錠剤ごとに添付文書が分かれてて、どれもパッと見はもっともらしいことが書いてあるけど、もちろんこれだけじゃ不十分だった。
どの「量」をどの「頻度」でどの「期間(回数)」飲ませたのかがさっぱり分からないのに、「有用性が認められた」と言い切ってた。
患者さんは風邪ひいて病院行って、
「すぐ咳を治したい」、
「今夜咳き込んで眠れないかも」な心配を減らしたい、
わけで、、、
つまり、咳止めに「すぐ」効いて欲しいんですよね。
だから、カロナールみたいに「1発飲んだら○分後に効果が現れて、△時間続いて」な説得力が欲しいんですよね。
とりあえず前回のアスベリンと同じで、添付文書だけじゃ不十分。
次はインタビューフォームを検証してみよう。
今回調べた、アストミンに関する各剤形の添付文書を以下に貼り付けておきます。