自己固有の幸福感『セルフハピネス(自己幸福感)』

少し前は、よい大学に入り、大企業に入り、安定した収入を得て、結婚し、夢のマイホームを・・・というロールモデルが存在しました。こうした社会が設定した社会的幸福感ではなく、自分が幸福だと思う価値観、それが自己幸福感(セルフハピネス)です(LIM用語※)。

※LIM用語:ライフイノベーションメソッドLIMの用語です

多様な価値観の時代、この自己幸福感・セルフハピネスの設定が重要になる、というのが今回のお話です。

資本主義が設定している幸福感は資本であり、お金です。これを最大化することが、資本主義の社会的幸福感です。しかし、この幸福感は年収300万〜500万と年収1億円との幸福感と大差がないことがわかっています。ダニエル・カーネマンの研究だと年収800万くらいで頭打ちになりますが、実は、この試算は錯覚であり、もう少し前のところから本来的な幸福感はストップするのではないか、と私は見ています。つまり、お金の本当の幸福感を知ることができるのは、それなりに持った者によるからです。もう一つ、参考になるのはミニマリストたちの生き方です。お金への幸福感は、とりあえずそこそこ生活できるだけあればいいのではないか、と思うわけです。それなら、そうした外部から与えられる幸福感よりも、内面の幸福感の追求の方がよいのではないかと思うのです。ただし、年収が300万以下の方は、まずは300万を目指した方がよさそうです。

まあ、お金がいくらあっても最終的には脳内の報酬系などが活性化しないと、幸福感は得られません。ドーパミンやセロトニンと言った神経伝達物質が必要になります。それがお金だけでは賦活化しなくなるのです。極端な話、それが賦活化していれば、お金がなくても幸せかもしれませんね。多分、昔の修行僧の脳内とかは、こうなっていたのかもしれません。とりあえず、ここでは幸福感を「物心両面の豊かさ」と考えてますので、お金も必要と考えます。

ここでクエストラーニング☆

「あなたにとっての幸福とは何か?」

です。

物心両面で幸せになるには、まず現実問題、生活するお金ですが、もう一つは、自己の根底にある価値観であり、それが幸福を感じるかどうかです。

この内面の幸福を知ることは、人間とは何かを知ることです。なぜ人間を知る必要があるか、ですが、人間を知らないとビジネスはできないからです。そして、これからはAIがでてくるからです。AIができることは、これから全てAI化されるでしょう。ですから人間は人間にしかできないことをするはずです。その源泉が自己幸福感・セルフハピネスなのです。つまり、人間の幸せは、人間が決定するのです。

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