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超初心者によるエレキギター解説#05

エレキギターを買ったら最初にやる練習




前回の記事では、練習を始める前に確認することとして、ギターを引く時の姿勢と、ギター用の楽譜の読み方を解説しました。


今回は、エレキギターを買って最初にやる練習方法として、僕が実際にやったものを2つ紹介します。


※タイトルにもある通り、筆者は経験約半年の”超”初心者です。より詳しく正確な情報を知っていただくために、ほかの記事もあわせて読むことをお勧めします。


クロマチック

 まず初めに紹介するのはクロマチックです。

上のTAB譜のように、6弦から1弦にかけて1・2・3・4フレットと押さえて音を鳴らし、今度は1弦から6弦にかけて4・3・2・1フレットと押さえて音を鳴らします。これのスタートを2フレット・3フレットとずらして10フレットまでやります。

実はこの練習方法、あまり効果がないという人が結構います。僕も実際にやってみて、演奏の上達に直接つながるとは感じませんでした。しかし、正しい方法で行えばある程度の効果はあるので、そのためにも詳細を説明していきます。

まずフレットを押さえる左手についてです。とにかく速く弾こうとする人が多いみたいですが、それでは効果がありません。ここで大事になるのは速さではなく押さえ方です。

まずはゆっくりでいいので1音ずつ正しい音が鳴るように意識し、そのための指の姿勢や強さを覚えましょう。

次はピックを持つ右手についてです。ピックのはじき方は、上から下へ弾くダウンピッキング、下から上へ弾くアップピッキングがあり、ここではそれらを交互に行うオルタネイトピッキングを使います。

音をきれいに鳴らすためのピックを持つ強さ、はじく強さ、そしてフレットを押さえる左手と合わせるタイミングを意識しましょう。


コードを押さえる

 次に紹介するのはコードを押さえる練習です。


上にいくつか例を挙げました。特に上のEは簡単なので、押さえてジャーンと音を鳴らしてみましょう。音はきれいに鳴ったでしょうか?

さて、練習方法について詳しく解説していきます。コードを押さえる練習で大切なのは、コードを覚えることよりも、押さえ方を覚えることです。

もう一度Eコードを押さえてみてください、そして1弦ずつ音を鳴らしましょう。音がうまく鳴っていない弦があったら、正しく押さえられていない証拠です。

音が鳴らない原因として、ほかの指で弦に触れてしまっていることがよくあります。ほかの弦に触らないように、指を立てる癖をつけましょう。

今回はエレキギターを買って最初にやる練習として、クロマチックとコードを押さえる練習を紹介しました。この二つの練習は基礎中の基礎なので、つまらないと感じる人も多いと思います。しかし、正しい演奏方法を身に着けることで成長につながっていくので、ぜひ取り組んでみてください。

最後に、今回の記事がこのシリーズラストになります。少しでもエレキギターを始めてみたい方、始めたばかりの方の参考になれば幸いです。ありがとうございました。