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札幌本屋案内 3

Seesaw Books

地下鉄南北線の北18条駅から少し歩いたところに今回訪れたSeesaw Booksはあります。おそらくクラウドファンディングに参加なさったり聞いたことがあるかもしれません。駅から近くとはいえややわかりにくいところにあったのですが、たまたま店主に遭遇したので店までついていき、場所がわかりました。

Seesaw Books 外観


開店直後だったのでゆっくり棚を眺める。思想、哲学(ジジェクとか)、人類学(グレーバーとか)、オカルトなど多彩なジャンルの棚がありました。棚については現在明確な担当はなく、ゆるやかに担当が決まってそれぞれが選書をしているとのこと。また、20棚くらい、棚貸しのスペースがありました。おそらく北海道ではここが最初の棚貸しだと思います。地域の方々が多く借りているとのこと。
新刊の仕入れについて店主に聞くと、大取次を使っているとのこと。倉敷のつづきの絵本屋と似たパターンかもしれません。
元々ここの本屋は、本屋をメイン、というわけではなく、シェルターやホステルなどを維持する活動の一環として、事業の新しい柱として本屋をやっているようです。別のコミュニティを維持するために本屋をやっているとのこと。
さらに最近(本稿執筆時点 2021年12月現在)、リソグラフを2台導入し、別の部屋に置いているという話を伺いました。ありがたいことに実物を見せていただき、今後は出版もできれば、ということも伺いました。たしかに近代以前の本屋は出版+販売+流通のセットでした。もしかすると今後のインディペンデントな本屋は、流通までは行かないにしても、出版+販売の組み合わせは増えていくのかもしれないと思いました(その形はおそらくZINEかもしれません)。
本屋を起点に、様々な化学反応が起きることを、楽しみにしています。

今回買った本

今回買った本は『旅はゲストルーム 1 測って描いたホテルの部屋たち』、『旅はゲストルーム 2 測って描いたホテル探検記』の2冊。元々ホステルということで、旅的なものがないかと探し、購入。どうやらこのシリーズ、3があるようでしたが、見落としたのかもしれません。そのうち探して買います。

Seesaw Booksのクラウドファンディングは以下

UNTAPPED HOSTELは以下


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