シェア
たんす屋
2022年8月6日 14:19
“日本史”本市場というものがあるのなら、【大胆な仮説】というのは非常に興味をそそられるワードであるが、一方単たる創作だったりよくある陰謀論だったりする場合も多い。あくまで読み物として面白ければいい、という考え方もあるが、歴史好きからするとある程度のファクトを押さえた上でイマジネーションに訴える仮説が欲しいと思う。その点、井沢元彦の『逆説の日本史』が示す古代日本像は想像とゆるぎない理由のバランス
2023年6月13日 00:09
■大国主命=最大の怨霊日本の三大怨霊と言えば、「菅原道真」「崇徳天皇」「平将門」だが、それよりはるか前、最大の怨霊がいると井沢氏はいう。それは大国主命(オオクニヌシノミコト)。かつての日本の統治者であり、天皇家(大和朝廷)にどのような形かわからないが権力を奪われた歴史の敗者だ。敗者なら敗者らしく、歴史から抹殺されるのかと思いきや、数千年の時間を彼は日本で一番大きい社(やしろ)を持つ出雲大社