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一人旅ディズニーシーのススメ

明けましておめでとうございます。
・・・というには少し遅いでしょうか。
気づけば2024年が始まってしまいましたね。
みなさん、年末は何をして過ごしましたか?
紅白?ガキ使?いやいやディズニーシーでしょ


というわけで、大晦日に一人でディズニーシーに行った話をします。
初めて一人ディズニーをしたのが2年前で、その時に大晦日が意外と空いていることに気づき、次の年もディズニーシーに行こうと心に決めました。

温度感が違う人がこの先読み続けるとちょっと違和感をもってしまうと思うので、一応あらかじめいくつか基本情報を載せておきます。

まず、行くのはディズニーランドではなくディズニーシー。
「ディズニーならどこでもいい」というわけではありません。
シーじゃなきゃ駄目なんです。

理由は、ディズニーシーの世界観。
ランドだとちょっと世界観が薄くてただの遊園地と変わらないんですよね。
これに関しては今回遊びに行った際に感じたことがあるので、最後の方で詳しく綴ります。

次に、そもそも僕はディズニーについてあまり詳しくないということ。
嫌いではないけど、そこまで興味がないです。
なので、「この作品のここが良いですよね!」みたいなことは今後一切書きません。ご了承ください。

最後に、アトラクションには一つも乗っていないということ。
要するにアトラクションを乗る際のお得情報とかはありません。
その点もご了承ください。

以上の注意事項を承知していただいた方、
及び「じゃぁ何しに行ったの!??」って方のみここから先をお読みください。

旅行記

一昨年行った際には、思ったよりも長時間いることなく(割とすぐに疲れた)、これだったらアーリーイブニングパスでも良いなということで、今回は15時以降に入れるアーリーイブニングパスを購入。
ゆっくりと向かいます。
(ちなみに、時期的にすぐ暗くなってしまうのでやっぱり普通のチケットの方が良かったかもしれないです)

ディズニーリゾートラインの東京ディズニーシー・ステーション駅に到着。
ここまで来る途中、タワー・オブ・テラーと海に挟まれた道路をジョギングしている人がいて、

次回はその海沿いを歩いてみたいなと思いました。
写真では奥の方ですね。

ちょっとダラダラし過ぎて10分くらい遅くついてしまったなと思いつつ入園。
冒頭でも述べた通り、時期的に日が短いので急いだほうが良かったです。

入園の際、「あなたは大丈夫です」みたいな感じで荷物検査を受けなかったんですけど、そんなことあるんですか?

入場者が減ってくる時間帯なのでほとんどのゲートが閉められていて、出口のゲートのみが空いていました。
出口から入場という不思議な状況に。

いつものやつ。
この地球儀が回るのをぼーっとみていたのですが、
南アメリカ大陸って南極大陸に結構近いんですね。
そして、アフリカの南端と南アメリカの南端の緯度が全然違う!

あと、この地球儀、南極が完全に潰れていて、南極人からクレーム来るのでは?
と思ったけど、南極に人なんて住んでなかったですね。

ウォルトディズニー像がお出迎え。
お世話になっております。

いつものやつ②
門松みたいのが立っていて、撮ろうかと思ったのですが、撮影するには並ばないといけないようだったので断念。
端から他の風景を撮ってるふりして門松を狙うことも可能かもしれませんが、やめておきました。

公衆電話!
一応置いてあるんですね。

『ドナルドの階段』
paperinoはイタリア語で「ドナルドダック」だそうです。
ディズニーシーの入り口付近はイタリア調の建物が並びます。

この上に行ってみたいけど、ミラコスタ?
こういう謎空間はそそられる。

都内から最も手軽に行けるヨーロッパだと思います。

イタリア語をググってたらお姉さんに「何かお探しですか?」と聞かれてしまいました。
「これ、何て書いてあるんですか?」と聞いてしまい、
「(?想像してたのと違うぞ?)」と思われたでしょう。100%変な客です。

お姉さん曰く、どうやらこの辺は職人の通りで、色々なものを展示しているそう。
そして、ここら辺の通りの名前にはディズニーキャラクターが使われているんだとか。
さっきのドナルド階段も然り。
ここは「ミニー通り」です。

バイオリン職人のお店

ここは画家でしょうか?

これは・・・何だ?

「写真撮影のアートについて」
写真屋さんですかね?

バルダッサッレの仕事場
これは帰りがけに撮影しましたが、ディズニーシーは結構な範囲がイタリア調になっています。

場所は移動し、1900年代初頭のニューヨーク。

夢の国なのでちゃんとゴミ箱が設置されていますが、
当時のニューヨークには無かったと思うし、あったとしても誰もゴミ箱にゴミを入れてなかったと思う。

エレクトリックレールウェイ
元々は下を走っていたのでしょう。線路跡が見えます。
しかし、人が多すぎるので高架化した。
という設定だと思います。

実際に、当時のニューヨークは列車が人を轢きまくってたそうです。

ブロードウェイのポスター

全部ペイントだと思ったらちゃんと貼ってました。
材質は紙じゃなかった気がするけど。
絶妙な手の混み具合で感動です。

従業員専用の道の奥にも同様のポスターが貼ってあって、作り込みの深さを感じます。

ちなみに、注意書きには「conductor only(指揮者専用)」
ミュージカルをする場所だからですね。

このようにディズニーシーの従業員専用通路には洒落が利いたものがあります。

アリエルのゾーンなんかだと
「merfolk only(半魚人専用)」と書かれていて痺れます。

こんな感じ。
ここは「toyville trolley park」って遊園地だから
「トイビル従業員専用」

と言うわけでトイビルトロリーパークですが、
ここの地面に線路跡が。
昔はここにも路面電車が来ていた(と言う設定な)のでしょう。

だからトイビル“トロリー”パークなんですね。納得。

因みに、折角ディズニーまで来たのでアイスでも食べたかったのですが、
閑散期の夕方だからかどこのアイスショップも閉まっていました。。。残念。。。

ここのトイレの名前は「ニューヨーク浄水場」
排泄物もすぐに綺麗な水にしてくれそうです。

タワー・オブ・テラー周辺の道路は馬車専用。
まだ馬車が普通に道路を走っていた時代です。

因みに、この日のタワー・オブ・テラーは200分待ちだったのですが、これって少ないんですかね?
全くアトラクションに乗らないので、空いているか否かが全く分からないです。

これ、ファストパス発券機だと思うけど、いつまで置いておくんだろう・・・
これも一個のオブジェにするのでしょうか。

肝心のスクリューを撮り忘れていますが、昔沈んだ船に付いていたプロペラ的なことが書かれている?

この塀の奥にはディズニーリゾートラインが低い位置を通行していて、その隣には道路と歩道もあります。
行きがけに気になっていた道ですね。
でも、ちょうど目隠しをして東京湾だけを見せることによって、あたかも広い海に続いている風に見せているんですね。

「no jumping」とありますが、“飛んだら危ない!”ってのと“ジャンプすると塀の奥が見えちゃう!”っていう2つの意味があるのかもしれません。

何かが撃たれたのでしょうか?

・・・調べてみたのですが、
どうやらこの橋、マサチューセッツに実際にある橋だそうで。
この時期はボストン茶会事件やらなんやらでアメリカがイギリスから独立したいという機運が高かった時代。
一発の銃声から独立戦争が始まったそうです。

実際には1775年に起きた事件のようなので、この看板は「そういう設定」だと思われますが、そういった歴史もしっかりと刻まれているのですね。

ディズニーファンは皆、アメリカ独立戦争の年代を知っているのですね…

島のようなジオラマがあります。
お手入れ大変そう…

家路に着こうとしているっぽい鳥の群れを発見。
夕方ですからね。

近くの小屋の裏。
「ロブスターマン専用」
こんなところ誰も見ないのに…

他の小屋も裏までびっしり。
だから誰も見ないって…

ここの元ネタはどこなのかな?と思ってましたが、
マサチューセッツ州なのかもしれないですね。

夕暮れ時の川の上を丁度鉄道が通過しました。
写真映えします。

ものすごい鉱物を含んだ地形が。
これにも何か意味があるのでしょう。

そういえば、すぐ側に火山がありました。
火山の堆積物がそこら中に散らばってるみたい。

とても精巧な作りです。
まるで本物のよう…

ペンデュラム(振り子)
ディズニーシーの中で最も好きなエリア。フォートレスエクスプロレーションです。

フーコーの振り子で、コリオリの力とかそんな感じので地球が自転していることを証明する振り子だった気がします。

探検の歴史が壁画になっています。
もはや美術館…
普通に芸術品としても価値が高そうです。

レンズ越しに見た部屋。
実はこれ、下が地面、上が天井、両側が壁で、部屋中に絵が描かれているだけなのですが、部屋の入り口にあるレンズから覗くとこの様に1枚の絵画になります。

ラジコン船で遊べる部屋。
どこが元ネタなのか…と思っていましたが、
どうやら地球平面説での地球を冒険しているようです。
だから平ぺったいんですね。

外に出たら轟音が響いていて何事かと思ったのですが、よくよく考えたらすぐ側にプロメテウス火山がありました。

ここら辺、こういうちっちゃい建物が乱立していますが、これは何なのでしょうか?
有識者求ム!!
特に、下の写真なんかはただの穴で中には何もありませんでした。

大分日も暮れてきました。
夕暮れ時の港も綺麗ですね。
実際のヴェネツィアもこんな感じなのでしょうか?

こちら、頭上に天球儀があります。
色々な惑星をくるくると回せるのですが、水星、金星、地球、火星、木星、土星しかありません。
当時はまだ天王星と海王星が見つかっていなかったからです。

壁にはこのように地球と太陽の関係などが描かれています。
実際のメモなどを見ながら作ったのでしょうか。
こちらも非常に精巧。

「4つの月」という表現がお洒落で良いですね。

この辺りのエリアではもう少し早く来ると謎解きができたみたいです。
この日はもう終わってしまっていたのですが、次は挑戦してみたいですね。

と、言ったところで大分暗くなってきてしまったので、急いで今回見たかったものを探しに行きます。

火山の近くにあったはずなんだけどなぁ〜
とうろうろしながら無事発見。

柱状節理
溶岩が冷えて固まるとこんな感じで六角形の柱になるらしくて、それがよく再現されています。

そして、ここら辺の地面は柱状節理を切り開きながら作った(と言う設定な)ので、地面がご覧の通り六角形になっています。

しっかり地面を見てみると、六角形が途中で途切れるので、どこまで溶岩が流れ着いたのかが分かります。

火山のところからアリエルのところまで行く途中にある大きな門。
これが開くとどうなるのだろう・・・?と思うと、

裏はこんな感じ。
綺麗に世界観が区切られていますね。

夜のマーメイド・ラグーンは非常に“映え”ます

時間的にお腹も減ってきたので、帰る前に食事を摂るとしましょう。
どこか良いところはないかと歩き回ったのですが、アラビアン・コーストのところが空いてました。

買ってから、カレーだから飲み物をラッシーにすればよかったと後悔。。。

中はご覧のようにガラガラ。
入り口付近は混み合っていたのですが、わざわざ奥の方まで来る人はいないらしく、この辺はほぼ空席になっていました。
もちろん、一人で食べているのなんて僕だけです。

アラビアン・コーストは非常に魅力的で、もう少し明るかったら散歩したかったのですが、今日は断念。またの機会にします。
夜の街並みも「アラビアンナイト」って感じで、それはそれで粋ですが。

歩き疲れたのでエレクトリックレールウェイで入り口まで連れて行って欲しかったのですが、とても乗れる雰囲気ではありません。。。
仕方なく入口まで歩きます。

唯一乗りたかったアトラクションが「ソアリン」なのですが、もちろんこの日も生半可な気持ちで乗れるような待ち時間じゃなかったです。
いつの日か20分待ちくらいにならないものか・・・

やりたいことは一通り済んだし、疲れたので帰りましょう。

夜のニューヨーク
賑やかです。

夜のヴェネツィア
お洒落です。

ゴンドラは営業終了みたいですが、最後にゴンドラの上で記念撮影ができるらしくて、それに並んでいる人もちらほらいました。
興味ある方はぜひ。

帰りは高速バスで。
なんと帰りのバス(ディズニーシー・ランド→横浜駅)に乗車していた人は7人(!!!)
一応、人はいたので写真撮影は控えましたが、採算合わないんじゃないかと思うくらいガラガラでした。
こんだけゆったり移動できるなら次からも高速バスを使おうと思います。
ちょっと高めだけど。


というわけでいかがだったでしょうか?
ディズニーシーって最高の散歩スポットなんですよね。

ここからは今回の散歩で気付いたことを綴っていきたいと思います。

考察

ディズニーシーはキャラクター色が薄い

非常に散歩しやすい理由の一つにこれが挙げられると思います。
よくよく見てみると、ディズニーシーってあんまりディズニーキャラクターがいないんですよね。

確かに、舞台となっている作品も
・インディ・ジョーンズ
・海底二万里
・地底旅行
みたいにキャラクター色の強くないものが多いですし。

それで、その分の世界観を実際の歴史や地域に寄せることができているんだと思います。
テーマパークっぽくないところが賛否両論あるのも確かですけど。
少なくとも僕個人としては映画を舞台にしたどうのこうのより、こういった現実の世界観を強くしてくれた方が嬉しいです。

一方で、こういった細かい設定を描いているせいか、アトラクションは少なめです。
ただ、アトラクションに乗る気のない僕みたいな人間にとってはデメリットでも何でもないですが。

博物館として楽しむ

そしてここに繋がるのですが、

よく「アトラクションに乗らないと元が取れない」という意見を耳にします。
確かにその通りだよな。と思っていたのですが、今回の散歩で少し考えが変わりました。

あまりに精巧に作り込まれた世界観が、「それを楽しむだけでも十分」と思わせてくれます。
先ほど紹介したここもそうですが、

一個の絵画として非常に完成度が高いです。
同様に1900年代初頭のニューヨークの雰囲気やヴェネツィアの雰囲気、柱状節理まで様々なもののレプリカを実際に見ることができます。

これはもはや、「これを見るためだけに入場料を払っている」と考えてもおかしくないです。
そう考えると、アトラクションで待つ時間を見学に回せているので十分元が取れていると考えてもいいのではないでしょうか?


てなわけで、いかがだったでしょうか?
ディズニーシーって一人でアトラクションに乗らずとも十分楽しめるテーマパークだったんです。
これを見て興味が沸いた方は是非行ってみてください!
嘘です。
やっぱ混むので行かないでください!

ではまた次の記事で!

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