見出し画像

障害者のアセスメントにおける生活歴の重要性と信頼関係構築の過程について①

くじらの考察
重度の知的障害の方や妄想等メンタルの症状が激しい方、難聴の方等アセスメントがきちんと行うことができない場合、実際の支援になった時に、トラブルが起きる。
なぜ、そうなるのか。考察すると、きちんとした生活歴を聞くことができていないから。
生活歴というのは、その方の行動してきた結果。過去というのは、その方の行動の結果。
今まさに、アセスメントをしている際に、その方の言葉の真実、真意について確認する方法があるか。
昨日は何を食べたのか聞いたほうが、このあと、何を食べますかという質問よりも、真実に近い情報を得ることができます。
生活歴を重視しながら、何が真実なのか、その方の真意は何なのかをしっかり見極める必要があります。
生活歴を伺うことで、その方の苦労であったり、辛かったお気持ちに触れることができる。そのお気持ちを知り、共感を行うことで、信頼関係を構築していく。その方の苦労や辛さを理解することで、ご本人がその時点から信頼を少しずつ持つことができるようになっていく。
ここでうまく、できなかった場合には、支援がうまくいかないことになる。アセスメントが失敗した時点で次はない。
真剣に仕事をするのは、この時間なのだ。
生活歴を伺う時には、注意点がある。
全部を聞くことが正解ではなく、その方のことを理解できるだけの情報を得ることができたら、それでいいということ。
生活歴がすべてのアセスメントではないからです。

参考文献

社会福祉学 57(3): 29-40 (2017) (jst.go.jp)







障害者のアセスメントにおけるいろいろな項目を聞く重要性について②

PowerPoint プレゼンテーション (omiya-fukushi.co.jp)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?