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パリを離れて想うこと

今日映画「アマンダと僕」を見て

思いっきり

パリを引きずってる自分に出会った

(ちなみに「アマンダと僕」はとっても良い映画でオススメです)


私にとってパリは

良い街じゃないけどめちゃくちゃ好きな街だ

観光客にとっては全てがキラキラして見える街だけれど

住んでしまうと沢山汚いところも見える

それと同時にその混沌の中に人間臭さがかいま見えて

その魅力から離れられないのだ


街に住む人たちも肌の色が全く違って

宗教や文化も全然違う

テロも他の街なんかより桁違いに起こってるし

衝突もある


けど一方で

色んな人種が仲良くカフェやバーで飲んでたりする


そうやって日常は淡々と過ぎていってて

みんなそれなりに相手を想いながら日々を過ごしてる


そんな混沌とした日常の中で

想うことは沢山あって

それがパリの街並みと合わさって

頭の中に深く濃く刻まれて行く


住まないとわからないことが沢山あった

今もそのことに引きずられてる

2015年のテロのことも

住む前はパリもよくテロが起こる街だよな

くらいにしか思っていなかったんだけれど

住んでみるとそこかしこにテロが刻まれてて

物理的な記憶だけじゃなくて心理的な記憶もあって

ムスリムの友達とも、ムスリムじゃない友達ともその話をして

それぞれが思ってることがあることを知ったりして

色々思った


そんな複雑さがあの綺麗で汚い街にあって

みんながその中で淡々と日常を送っていることが驚きだし

そこに私は魅力を感じた


それから、他に好きだったところは

みんなが割と自分の仕事を気に入ってたり

自分の好きなことを仕事にしている人が多かったこと


自分の人生なのだから

自分の好きなことや気に入ってることで全うする


言葉にすれば至極当然のことなのだけれど

時間や社会からのプレッシャーに追われていると忘れてしまうこと


自分の人生を生きる

そのためにどうするか

程度の差はあれ

それを常に考えている人が沢山いる印象だった


あの混沌に戻るためにも

今はただ自分の人生を全うするのみ


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