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数値に表れる!ユーザー体験が大きく変わる3つの法則

Rettyでリードデザイナーをしているヤマモトマユミです。この記事はRetty Part2 Advent Calendar 2022の21日目の記事です。

※ RettyのアドベントカレンダーPart1もよろしくです!

16日に1つ目のアドベントカレンダーの記事を公開しましたが、今年は2つ記事を書きます!1つ目はこちら👇約80個のカップ酒コレクションをまとめました!

アドベントカレンダー2つ目の記事は、ユーザー体験のデザインについて。
UIを変えたけどKPIに変化がなかった。ユーザーテストしてよかったはずだけどKPIに変化がなかった。そんな経験ありませんか?
私もたくさん経験しています。KPIを増加させるためにリリースした施策なのに数値に変化がなかった・・という失敗は数知れず。
数々の体験デザインをしてきた中で、ユーザー体験が大きく変わる(KPIによい変化が出る)時に法則がありそうだと感じるようになりました。
今回の記事では、私が思うユーザー体験が大きく変わる法則3つを書きたいと思います。

1.ステップ数を変える

何かの手順や申し込みなどのステップ数を変えると体験として大きな変化が起こる可能性が高くなります。ステップ数は減らせば良いという場合だけではなく、ステップを増やすことで体験が良くなる場合もあります。例えば複雑な申し込みを1つずつ分けてステップを増やすことで、1画面ごとの手続きのハードルが下がり申し込み数が増えるという場合もあります。ステップ数を減らすか増やすかは、ユーザーのペインが何かをしっかり把握した上で体験設計することが重要です。

2.間口を広げる

流入数を増やせばKPI、そしてKGIが増加する。というのは当たり前のことですが、体験設計としても意識しておくとよいポイントだと思っています。

  • ログインしなければ使えなかった機能をログインせずに使えるようにする

  • 今までの利用目的以外のユーザーも使えるように改善する

  • 能動的に操作しないと見れないコンテンツを受動的に見れるようにする

などなど、流入数の増やし方は多々ありますし、それに合わせて適切に体験設計することが何よりも重要です。ただ流入を増やしても、バケツに穴があいているような体験では、最終的なKGIは増えにくい構造になっているかもしれません。

3.ゴールへの道を増やす

多くのユーザーが利用するサービスではニーズや課題は1つではなく、多岐にわたります。ユーザー体験のゴールまで1本の理想のフローだけで体験を設計しても、特定のニーズには応えられるかもしれませんが、それ以外のユーザーは途中で離脱してしまうかもしれません。
多岐に渡るニーズや課題を100%叶える体験はほぼ不可能ですが、情報を整理し、ある程度の数まで課題解決する体験に整理することは可能だと思います。1本の体験フローを提供していて数値に行き詰まった時は、ユーザーのニーズ・課題を整理し、複数の体験フローに設計し直すと、数値に変化がおこりやすくなるかもしれません。

まとめ

いかがだったでしょうか?
今回は法則としてまとめましたが、ユーザー体験をデザインする時に一番大切なことは、サービスを利用するユーザーさんを解像度高く理解し、ユーザー価値に繋がる体験としてインターフェースに落とし込むことだと私は考えています。法則はナレッジとして貯めつつ、ユーザーさんのことを考えて体験設計することを忘れずにデザインしていきたいと思います。
2023年もRettyのユーザーさんに多くのHappyな体験を届けるために、引き続き頑張っていきます!

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