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自己紹介


はじめまして mayumiです!
mayumiの今までとこれから、今おもうことをゆっくり書いていきたいなと思います。
誰かのこころが少し軽くなったらうれしいです。

#子育て #育児#助産師#充電期間#開院準備#シングルマザー#死別#人生のエピソード#わたしだからできること

エピソード

大好きな彼と結婚、出産。切迫早産で2か月入院中にとても良くしてもらったこと、出産を機に命の神秘性に惹かれたことから、助産師に憧れるようになりました。産後は小さなわが子に癒されつつも、慣れない育児に苦戦しながら過ごしていました。

第2子を妊娠中に彼にがんが見つかりました。
これからのことについて二人で何度も話し合いました。「お互い今、できることをやろう」彼に背中を押されて助産師を目指すことに決めました。彼の闘病を支えながら彼に支えられ、子育てをしながら看護学校に通い看護師国家資格取得。家族を支えるために看護師として働きながら助産師目指すことにしました。

働きはじめた春、彼は天国に旅立ちました。私は29歳、子どもは年長さんと小学校1年生でした。

子どもたちがパパがいないことで将来の選択肢が狭くなることがないように、そしてなにより健やか生きてほしいと願い、子どもたちの存在がわたしの生きる希望になりました。慣れない看護師の仕事でしたが両親のサポートを受けながら過ごしました。

働きながら勉強を続け、助産師学校に通い助産師になりました。さらっと書けてしまうのは、育児、仕事、勉強、このころどう生きていたのか思い出せないくらい、必死だったからだと思います。彼との約束でしたし、何よりチャレンジする姿を子どもたちに見せたかったのだと思います。そして私自身の人生をあきらめない、この先を生きる力となる出来事になりました。私が決めた道を何も言わずにサポートしてくれた両親。小学生になった子どもたちの身の回りの世話をしてくれたりとても大変だったと思います。今でも感謝してもしきれない思いでいっぱいです。

子どもたちが中学生になったころ、子どもたちの希望もあり家族で話し合って両親のサポートから独立することになりました。夜勤もあったので子どもたちには負担をかけてしまったかもしれません。反抗期やひきこもりの時期もありましたが彼らなりに将来の道を見つけ、進学したいと希望がありました。

彼らの選択肢が狭くなることがないように、やりたいことをあきらめることがないように、それが私自身の望みだったので環境を整えるために経済的なことも考えて職場を移りました。

私の中でこの場所が助産師としての今までの学びや経験の集大成だと感じていたため、その時のすべてを出し切る経験をしました。

現在は職場を離れて、充電期間中です。

今おもうこと

彼と過ごしたたった7年。月日が経っても記憶が鮮明なのがなんだか不思議です。充電しながら今までのことを振り返ってみたり、これからの生き方について考えてみたり、助産師として本当に私がやりたいことは何なのか、自分と向き合うことでたくさん気付かされることがあります。

当時のことを振り返ると子どもたちにはつらい思いをさせてしまったなと反省も多い私の子育て期ですが、春に大学を卒業し独立した娘から「ママも大変だったかもしれないけれど、視野を広げることができたからとても感謝している」と言葉をもらった時、報われた気持ちになりました。つらいこともあったけれど、何より子どもの成長を見届けさせてもらったこと、私自身が成長させてもらえたことに幸せを感じます。まだ学生の息子のことが残ってますし、まだまだ学びの途中ですが。

助産師として大切にしたいこと

これまでたくさんの妊産婦さんと出会ってきたけれど、妊娠、出産、子育ての場面で「これであってますか?」「ほかの方はどうしているんですか」と聞かれることがとても多いなと感じていました。

同じ人生を歩んでいる人なんて、同じ育児を体験する人なんて、世界中どこにもいない。価値観だって人それぞれ。私と何一つ変わらない同じ経験をしている人なんて1人もいないはず。

○か×でしかジャッジできない仕組みは物事を単純化してスピーディーに進めるのにはいいのかもしれないけれど、○って本当に正しいことなのか、ただ周りみんながそうだから○なのか、本質が見えにくくなるから

こころのゆらぎ、変わりゆくもの、ことばでは言い表せないもの、あえて伝えないもの、それぞれの違う価値観、生きてきたこれまでの背景

そんな不確実な部分とか、違いがあっていいと思うから、私の人生のエピソードが唯一無二でとても大切なものだと思う気持ちと同じように、ひとりひとりのママと赤ちゃんを迎える家族の人生のエピソードを大切にして、向き合える場所をつくっていきたいと思っています。





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