英会話は "中学英語" で、ちゃんと話せるよ! ちょっとしたコツとは❓
私の周りには、「英語を話したいけど話せない」とか、「英会話は苦手だから、外人が近くに来たら、知らないフリして通りすぎる」という人がたくさんいます。
ハワイに飲食店を出した社長さんは、「何となく雰囲気で適当に "Oh, yes !"なんて返事をしているけれど、実は良く分からないんだ」なんて言っていました。
でも、彼の凄いところは、相手に対して120%オモテナシをすること。そして、周りの状況から「察する能力」をフルに使っていることです。
実は、日本人は聞くと何を言っているか分からない場合も、文字で書くと読めるし、意味も分かるのです。
例えば" I am the king of the world !"という映画"タイタニック"の中の台詞は、書けば意味は分かる人が多いのです。みんな、中学で習った単語ばかりですものね。
ところが、実際に聞くと、何を言っているのか、分かる人は100人に1人くらいだそうです。
実は、私も最初は全く分かりませんでした。
何故かと言うと、ネイティブの発音は、1つ1つの単語をしっかり発音する「カタカナ英語」とは、全く別ものだからです。
I am は I'm とくっ付き、the は、ほとんど聞こえないくらいに弱く発音されます。
king of の g は脱落し、n と次の母音の oが、くっつきます。
次の the も弱く発音されて、最後のworldが聞こえます。全ての単語が繋がっていますし、日本語のようにフラットには話されていません。
大事なところは、大きく、高くピッチを上げて発音されます。うねるような曲線のイメージです。
このカラクリをマスターして、実際に自分が発音出来るようになると、ちゃんと聞こえてくるから不思議です。
脳は、自分が発音出来る音は、「音」として認識するのだそうです。
日本人は中学校で3年、長い人は高校でも3年。何と合計6年間も英語を勉強しています。
諸外国では6年も外国語を勉強したら、みんな、その言語を「話せる」そうです。
しかし、日本の学校では、「読み書き中心」の教育が多く、今でこそ外人の補助教員がいる学校もありますが、私や私の子供達が育った頃は、英語の発音がちゃんと出来ない英語の先生もたくさんいらっしゃいました。
文法は苦手だったという記憶はありませんか?
今は、「文法は要らない」、「フレーズを覚えれば良い」といった英語の教材がたくさん出回っています。それも、かなり高額で売られています。
でも、やっぱり、ある程度の文法は必要ですね。単語は中学時代に習ったもので充分です。
よく聞いていると、ネイティブは、そんなに複雑な文章を話しているわけではありません。
文法は、もちろん大切ですが、難しいものは要りません。中学で習ったもので充分です。
本屋さんに行けば、「3時間で復習できる中学英文法」のような本が出ています。
私達は、学校では教えていなかった「ネイティブの話し方、発音の仕方」を覚えて、それを自分で言えるように練習するだけで、ネイティブの英語が聴けるようになり、カタカナ英語からネイティブに近い英語を話せるようになれるのです。
もう、基礎は出来ていますから、後は音をしっかり学べば英語は話せるようになります。
日本語は「母音」で終わりますが、英語は「子音」で終わることが多いです。そして、その「子音」の発音をしっかり学ぶと、もっと英語らしい発音になります。
日本人は、子音にも母音をつけて発音しがちです。それがカタカナ英語です。
英語の子音は、舌の位置や口の形などを正しい位置にしたら、息を強く出すことで音を出します。
日本語は、あまり口を大きく動かしませんし、口のあたりで軽く話す感じですが、英語はお腹から息を出して、口も筋肉を使って大きく動かして話します。
しっかり意識して英語を話すと、口の周りの筋肉が疲れます。もし、疲れないとしたら、もう少しオーバーなくらいに口や舌を動かしてみると良いと思います。
もう一つ、英語と日本語の大きな違いがあります。
それは「語順」です。
英語は、最初に主語、次に動詞が来ます。「○○が、どうした、どんな風に」といった感じです。
一方、日本語は、主語が省略されることもあるし、最後の最後に動詞がきて、「ます」なのか「ません」なのかも、最後まで分からないのです。
この「語順の違い」と、英語には「必ず主語が必要だ」ということは、是非、覚えておくと良いと思います。
長くなりました。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
今は、YouTubeに、たくさんの英語の先生がいて、このネイティブの話し方を解説してくれています。是非 参考にして、あなたも英語を話せるようになってくださいね!
PS. もう一つ、大切なこと。それは
「 私は英語が出来る 」と
自分に言い聞かせることです。
「 英語を話せると良いな 」なんて
思っていては駄目ですよ。
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