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躁うつ私の場合#16 〜躁うつと孤独〜

双極性障害と診断されて1年半、今までは自分が病気を患っているという感覚ではなかったのですが、今回のうつをきっかけに病気のことをよく考えるようになり、病気を自覚し、自分が当たり前に属していると思っていた「普通の人」とは違うんだと思うようになりました。

そして、病気を持っていることは孤独だと感じました。

私は今回のうつを理由に、友人の結婚式を直前で欠席をしてしまいました。しかもその結婚式で余興を披露することになっていたので、一緒に余興をやる予定だった友人たちにも迷惑をかけてしまいました。

結婚式の欠席を決めたのは結婚式当日の4日前で、新婦には個人的に、それと余興のグループラインで自分の状況を説明して欠席を告げました。
みんなからはお大事にね、という言葉をもらいました。

うつ期が終わり、仕事の休職も決まり、リラックスして過ごせるようになってきた頃、その友人たちとのLINEグループが別件で動いたので、私はその流れで自分の近況を報告することにしました。

「結婚式の時は迷惑をかけてごめんね。今はうつ期を脱して楽になりました。まだ油断はできないですが仕事も休みつつゆるゆる過ごしています。早くみんなに会いたいです」

この私のメッセージに対してのみんなからの返信はありませんでした。

この友人たちは高校の3年間部活を共に頑張ってきた仲間で、大切にしたいと思っている人たちです。

その人たちをがっかりさせるようなことをしてしまったけど、それでも誠意を尽くせば自分を理解もらって今まで通りの関係性を保つことができると思っていました。

でも、自分を理解してもらえると考えるのは間違っていると気づきました。

そして、返信がないことだけで10年以上築いてきた友情を危うく思っている今の自分のマインドで「今まで通りの関係性を保つ」こともできないと感じました。

これは自分自身の問題であることはわかっています。病気だからと相手との関係性を安易に塞いでしまいそうになっているからです。

それでもこの孤独感は感じざるを得ないです。


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