ハードルを下げたい
先週の金曜日は、月に1度の定時退社励行の日でした。
たしかコロナ前に始まった制度なのですが、これまでこの日に定時退社できたことはたったの1度しかありません。
いつもふしぎと何かしらの仕事が出来して、帰りたいのに帰れないんですよね(苦笑)
毎年4月5月は忙しい時期だとはいえ、自分のお年頃もあって、そろそろ社会人生活というものに息切れを覚える日々。
消耗しやすくなって気力・集中力が保たないのを、なんとかこれまでと同じように仕事をこなそうとすれば、どうしても残業時間ギリギリまでやらざるを得ず、それが続けばプライベートに影響が出てしまいます。
クタクタの頭と身体はぼんやりと熱っぽく、シャンプーとボディーソープを取り違えたり、クリームを塗っているつもりでなぜかムヒを塗っていたり…(しばらくヒリヒリしました。泣)
残業を終えた後の夜の時間はあっという間に過ぎて、何もできないまま寝る時間がきてしまいます。
勉強どころか本を読むこともままならない。
それでもせめて1行でも…と本を開いてあがくのですが、眠気には勝てません。
こんなことでいいのかな。
このままでいいのかな。
人生の後半に入って、ただでさえ「残りの時間」というものが頭にちらついて焦燥感を抱えているのに、日々はこんなふうに仕事に押し流されてしまっていて。
今までにたった1度、定時退社日に定時で帰れたあの日はまだまだ外が明るい時間に帰宅して、どこか手持ちぶさたなような感じを味わいながらコーヒーを淹れて雑誌を広げました。
ほんのちょっとしたことでしたが、とても豊かな気分でした。
体感時間が全然違ったのです。
実際のところ、仕事でもプライベートでも、こなせる量は減ってきていると感じます。
それなのにギリまで働いてそのあとヌケガラと化してボーッと過ごしてしまうくらいなら、少し手前で止めて、心にも身体にも余裕を持たせてあげてもいいんじゃないのかな?…
それは仕事を怠けたいということではなく、
もう少しバランスの取れた生活がしたい、ということなのです。
十分がんばってきたんじゃないのかな。
十分がんばっているんじゃないのかな。
仕事に自分の生活を喰われてしまう前に、
やりたいこと、やりたかったことを忘れてしまう前に。
ハードルを下げてもいいのではないでしょうか?…
先週はGWで回復した体力も一気に吹っ飛ぶような1週間でしたが、さて来週はどうなることか。
波風のない穏やかな一週間であればいいな… と思います。
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