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夏越の祓え

今日は6月30日、夏越の祓えの日です。
あっという間に6月も終わり、もう一年の半分まで来てしまいました。
祓えの当日に茅の輪をくぐるのもいいかも、と思いつき、在宅勤務で融通が利くのをいいことに、仕事の合間に近所の神社に行ってきました。

午後から吹き出した強い風が、茅の輪に張られた紙垂を勢いよく揺らしていました。
茅の輪はすでに茶色くなっていましたが、それでも近づくといい香りがします。茅の輪をくぐりながらふと思ったのですが、この強い香りも厄除けになるのかもしれないですね。端午の節句の菖蒲みたいに。

今日は平日にしては多くの参拝の方がいました。
やはり夏越の祓えの日だからでしょうか。
人波が途切れるのを待って写真を一枚。

拝殿で手を合わせると、これまでのことが浮かんできます。
本当に、この半年は自分にとってこれまでにないような日々でした。ずっと疎かにしてきたことのツケがまわってきて、1月、2月の頃はいつも胃の底がじくじくするような感覚がしていました。 
とはいえ、深く考えることは得意ではなく、長く考え続けることもできない性質なので、その後どこまで真剣に向き合ったのかというとアレなのですが、それでもなんとか立ち直れたと思います。
時間の経過とともに当初の衝撃が薄れたというのもあるかもしれませんね。
とりあえず、こうして毎日ちゃんと過ごせている。
そのことに感謝です。


手水舎の水盤には今日も紫陽花が浮かんでいました。
龍はコロナ騒動このかた、口にがっちり金具をはめられて、プラスチックの樋に水を流すというかわいそうな姿になってしまいましたが、でも紫陽花で飾られた手水舎はなかなか粋だなあと思います。

がんばれ、龍さん!

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