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カメラ女子は どこへ行ったのか

”カメラ女子” という言葉が流行る前から、私は一眼を振り回していた。
いつの間にか ”カメラ女子” と呼ばれる 可愛い女の子たちに取り囲まれた。
”ゆるかわ” と言われる ハイキー写真が そこかしこに あふれていた。

「女子カメラ」「フォトガール」「写ガール」「カメラ日和」といった
カメラ女子向けの雑誌が たくさんあった。

あの流れがあったおかげで、
カメラオタクと呼ばれるのを 回避できたような気もしている。

私はもともと 流行に乗るタイプではない。
ただ、カメラ女子ブームには 飲み込まれてしまった感がある。
「女子カメラ」「フォトガール」「カメラ日和」には写真が載ったし、
『キラキラ★カメラ女子』という名目で WEBメディアから取材を受けたこともあった。女子と言うには とうが立ち過ぎていたけれども。

あたり前だけど、ブームは去る。
ちょっと調べてみたら、「女子カメラ」だけは名前を変えて存続しているが、他の雑誌は休刊していた。
取材を受けたWEBメディアは、サイトごと消えていた。

知ってる。
きっと今はみんな インスタにいる。
フォトジェニックだのインスタ映えだの言って、得意げに腕時計を見せて
クーポンコードを教えてくれる あの人たちだよね。
「女子カメラ」だって、いまや「GENIC」なのだ。
表紙の雰囲気からして まるで違う。

ガラケーの私は、完全に 置いてけぼりである。

いや、べつにね、流行りに乗りたいわけじゃないしね。
私 そんなミーハーじゃないしね。
もともと ブームのほうが勝手に追いかけてきただけだしね。
なんて言いつつ、
祭りのあとの寂しさを 感じずには いられないのです。

フィルム写真は やりたかったけど、ランニングコスト半端ないからね。
写ルンです人気が再燃したとき、写真屋さんで働いていて。
ブームって、作られるものなんだなって すごく思った。
あのブームを喜んでいたのは、ご年配の方々だった。
「バカチョンカメラ持ってても恥ずかしくない」って。

あぁ、話が逸れてしまったな。
もう いろんな意味で ”カメラ女子” とは呼ばれなく なったけど、
私は変わらず、自分の好きな写真を撮っています。

写真ブログを更新しました。
ブームどころか、季節にも ついていけてません。
http://mayuokaka.blog50.fc2.com/blog-entry-360.html

無印の はちみつねり梅を買い占めたいです。