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コーチングの効果って何?自問自答や内省との違いは?【コーチング徒然19】

こんにちは。パーソナルコーチ兼、大学でコーチングを使った授業を教えているまゆなです。コーチは歴8年。CTIのCPCCと、国際コーチング連盟のPCCというライセンスを持ち、コーチングを生業にしています。

先日すごくうれしいことがありました!コーチングの教育機関であるCTIの代表ハウルさんがわたしのnoteをほめてくれたのですー!わーー!

その記事はこちらです。

ということで、今日はコーチングの受ける意味や効果について、私なりの見解を書きたいと思います。ちなみにハウルさんはこうTweetしています。

効果については、ハウルさんがツイートしてくれた通りだと私も思います。なので、効果を感じるもう一つのポイントして、「自問自答や自分で行う内省との違い」について、①得られる答えの違いと②ガイドのような安心感の2点について、もう少し突っ込んでみたいと思います。

コーチングと内省(自問自答)で得られる答えの違い

コーチングと内省、どちらにも問いかけがあり、自分の中から答えを出すことに変わりはありません。しかしコーチをつける最大の受益ポイントは、実はその「関係性」にあると私は思っています。
通常のコーチングでは、初期の段階でコーチと共に「どのようにコーチしてほしいか。」を話し合います。
例えば、はじめのうちは自信がないので励ましのスタンスでいてほしい。耳が痛い意見も思い切って言ってほしい。なるべく自分で決めたいので、いろんな角度からアプローチしてほしい。などです。私たちは自分で自分の顔を見ることができません。だから顔を見るために鏡が必要です。同じように私たちは自分の内面を知るために言葉や感情という手掛かりを持っています。しかしそれを「何の利害関係もなく」聴きとり、そしてそこに対して自ら問いをたてることは、おそらく精神的に熟練した方でないとできません。自分自身について知る私たちプロコーチですら、自問自答には、「自らを知る限界」があると思っています。プロコーチはクライアントにとって、安心して自らの素のままをさらけ出せる鏡のような存在です。「こんなこと言って、失望されたらどうしよう。」とか「思うことはあるけれど、このくらいに抑えておいた方がいいかも。」という遠慮をする必要はありません。偏見や差別、世間体という鏡を濁らせる要素がありません。だから、自分の素のままを直視したときはショックを受けるかもしれません。でも、それが「自分を真正面からとらえて、明らかにする」とてもいい問いになり、「自分で答えを出す」ヒントになります。

ガイドをつける安心感

例1)自己啓発書を読んで「自分をほめましょう。」と書いてあったのでやってみたものの、どうしても受け取れない。思ってもいないことを書くなんて、自分にウソをついている気がして気持ち悪い気がする。

例2)SNSで上手くいっていそうな人が「成功する人はみんな行動してる。まずはチャレンジすることが大事。」という投稿をしていたので、その瞬間は自分もやろうと思って元気になる。けれど、いざやるとなると不安や怖い気持ちが出てしまう。きっとこういう気持ちになる自分がだめなんだ。私はできない人間なんだ。と自信がなくなる。

例3)ダイエットを始めたけれど続かない。これまでも同じようなことが何度もあった。きっと自分は飽きっぽい性格で、ダイエットも、なにをやっても上手くいかないんだと思う。

 これらすべて過去の私の実体験です。この時は自分なりに本も読みましたし、人に相談もしました。そして日記を書いて内省を行っていました。でも袋小路に入ってしまっていたんです。コーチングを学んだり受けたりする前は、自分に自信がなく、せっかく行動してみても続かず、思ったような成果も出ませんでした。そして、焦って行動すればするほど泥沼にはまるような自己嫌悪のループに陥っていました。最終的には、私は才能がないんだから、何もやらない方がマシなのでは?と思う気持ちで落ち込んでいました。心のどこかに「このままはイヤだ。変わりたい。」という気持ちは残っていましたが、傷つくのがイヤで、できれば誰かに楽になる答えをもらいたい・・・。と他責思考になっていました。

それがコーチをつけて一番感じたのは、アクティブラーニング効果でした。コーチング中は問いだけ!というわけではありません。必要に応じてコーチングの効果を引き出すため「それをサボタージュと言いますよ。」「もう少しその感じに浸ってみてはどうですか。何が起こるのか実験です。」など、今の自分に起きていることを専門的な視点から説明をしてもらうこともあります。現象やしくみについて文脈を教えてもらうことで、事実と感情を分解して客観視できるようになります。そうすることで感情の取り扱いがコントロールできる安心感がうまれるのです。他にも、コーチングを受けたり学んだりすることで自分が繰り返し起こしてしまうパターンについても、日常生活の中で気づくけるようになりました。コーチをつけるということは、登ったことのない山にガイドをつけるようなものです。コンサルティングではないので、ガイドも頂上への道のりを知っているわけではありませんが、よりよい山登りに必要な経験や知識、道具を豊富に持ち合わせています。おそらく一人で登るよりも、ずいぶんと充実した登山経験ができると思います。
*この充実、というのは「ラク」「楽しい」だけではなく「しんどい」「マジ死ぬ」も含まれますが、そういう経験も安心してできるのも一興!ということです。

以上が私の思う、コーチングの効果を感じるポイントでした。
お読みくださり、ありがとうございました!


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